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グリーンピースが海洋調査の実施開始!

2011-05-03 更新
オランダ・アムステルダムに本部を置く環境保護団体(NGO)の「グリーンピース」が4月27日〜5月31日にかけて福島第一原子力発電所から放出されている放射性物質の海洋生態系への影響調査を目的とした海水、底質、海棲生物のサンプリングを実施。
放射能濃度の測定と核種分析を行い、第三者の立場で、水産業が放射能汚染により受ける影響を把握し、被害を受けた方々が正当な補償を受けられるように情報を公開するそうです。

調査する海域は福島第一原子力発電所周辺海域を中心に、宮城県石巻港から千葉県銚子港の沖合(現在、日本政府から許可されている22キロより外)です。

今回の海洋調査は被害を受けた住民の方々や消費者の安全確保を最優先と考えており、南相馬市の桜井市長からも「市民と地域の生活と漁業の復興のめどをたたせるためにも、一刻も早い実態の把握が欠かせない。政府にも調査を要請しているが、第三者機関であるグリーンピースにもぜひ調査を実施してほしい」と公認されています。

グリーンピースのサンプリング調査は、文部科学省や水産庁が未実施の生態系アプローチの観点もフォローされ、対象海域の底質状態の情報公開や、ヨウ素とセシウム以外の核種における調査結果も公開されるそうです。

グリーンピース公式サイト
http://www.greenpeace.org/japan/ja/(PC用)