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【現地コラム】宮城県・荒浜③

2011-05-11 更新
東北地方を中心に、各地に大きな爪あとを残した「東日本大震災」。
現在も避難生活と懸命な復興活動が続いていますが、定期的なコラムとして、各地の現状などをお届けします。


宮城県・荒浜
第3回 ガレキの山

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震災から2週間も過ぎると、閉まっていたお店も徐々に営業し始め、食料品や生活物資等も順調に入って来るようになってきました。
買い物の時間も列も短くなり、ライフラインの方も6日目に電気が、最後の水道も14日振りに復旧。
久し振りのお風呂は時間を忘れて入っておりましたが、相変わらずガソリンだけは長蛇の列が未だに続いてます。

ショップの痕跡を探そうと何度となく荒浜に足を運びましたが、見つかったのは売り物のサーフブーツの片方が対岸に打ち上げられてるのを発見しただけ。
サーフボードをはじめとして、ショップの外観の一部すら見つけることは出来ませんでした。

今、震災当日を思い返すと、少しは商品やカメラ等を持ち出す余裕があっただろうが、地震直後はかなり動揺していたことと、これ程までの津波が来るとは思いませんでした。
デジカメ2台、ビデオカメラ、パソコン、そしてレジに入ったお金等々、ショップを開業してからの20数年間の思い出や、写真、記録してたデータなどは全て、あの津波に流し去られてしまいました。

最近では、全国の仲間やサーフメーカーさんなどからの心温まるお見舞いや生活必需品など、救援の手を差し出して頂き、大変ありがとうございました。
亘理地区の家を流された被災者を中心に有意義に使わせてもらっております。

そして震災より約1ヶ月が過ぎた荒浜の状況は・・・

亘理の沿岸部は一般車両が通行禁止(これは復興の妨げになる被災地を見学?のために訪れる車両が多いため)。
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また、ショップと海岸の間にあったグランドや駐車場(河口P駐車場も含め)は全てガレキの集積場になっており、復興関係のトラックが数多く行き来し、ガレキが山のように積み重ねられています。
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この為、未だ手つかずの海へのアクセスは、ますます困難になっていました・・・。


...続く
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宮城県亘理郡亘理町荒浜
REAL SURF
残間祥夫

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