『MALIBU Amami Island Pro』&『Quiksilver Amami Island Pro Junior』終了!
2011-05-15 更新

日本で開催される今シーズン最初のイベント、2スター『MALIBU Amami Island Pro』&ジュニアのグレード1『Quiksilver Amami Island Pro Junior』が5月13日〜15日に鹿児島県の奄美大島・手広海岸で行なわれました。
奄美大島は昨年10月に記録的な大雨の被害を受けて復興の最中。当初は「地元奄美を元気にしたい」を合言葉に奄美復興チャリティ大会と位置づけていましたが、今年3月11日に「東日本大震災」が発生...。
奄美復興に加えて、甚大な被害を受けた被災地の復興という更に大きな願いを込めて地元の有志を中心に一丸となってイベントを盛り上げていました。
コンテスト初日の13日は台風スウェルが去ってしまい、会場の手広海岸はコシ〜ムネ位のサイズで波数も少なめ。激しい波の取り合いによってインターフェアを犯してしまった選手もいたほど...。
そんな中、この日はROUND OF 16まで進行し、椎葉順、大澤伸幸、加藤嵐、田中英義、高橋健人、大橋海人、田中樹、田中譲の8人がQF進出を決めました。
サイズダウン傾向となった2日目の14日は20歳以下のジュニア、16歳以下のカデットのヒートが進行。共に波の選択が勝負の重要なキーとなり、ジュニアは2010年チャンピオンの大橋海人を始め、田中海舟、渡辺寛、新井洋人、大森かなと、小嶋海生、加藤嵐の常勝メンバーが勝ち上がってQFへ。
カデットはQFまで終了し、仲村拓久未、関口真央、堀越力、西慶司郎のSF進出が決定。
ファイナルデイも新しいウネリは入らず、選手達は厳しい戦いを強いられていました。
QFの注目カード、田中樹 vs 田中譲の兄弟対決は一本目で5.25をスコアした兄の田中樹が最後までリードをキープ。更にダメ押しの6.75を重ねて圧勝。
その他、椎葉順、田中英義、大橋海人が接戦を制してSF進出を決めました。
ジュニアのQF、4ヒートを消化した時点で潮が上げてくるのを待ってウェイティング。
ファイナルは田中樹と田中英義の千葉勢対決。前半に6.00と7.75をまとめた田中樹に対して田中英義は7.00の一本のみしか波をキャッチ出来ず...。
セットさえ入れば逆転の可能性は十分にありましたが、後半はピタリと波が止まってしまい、田中樹(写真)が逃げ切る形で優勝を決めました。
ジュニアのファイナリストは共に2スターとのダブルエントリーの大橋海人と加藤嵐。
このヒートは波数が多く、特にライトは形が良く、アクションを重ねてインサイドまでライド可能。
クロスヒートの見応えある戦いを制したのは、1本目でスコアした8.50が決め手となった大橋海人。
最後に行なわれたカデットは仲村拓久未 vs 堀越力のカード。
序盤は3.50をスコアした堀越力がリードを握っていましたが、仲村拓久未がスピードに乗ったライディングでフィニッシュまでキッチリ決めて6.50を返して逆転。
更に4.50のバックアップスコアも重ねてトータル11.00でASP初優勝を決めました。


2スター『MALIBU Amami Island Pro』結果
1位 田中樹
2位 田中英義
3位 椎葉順、大橋海人
5位 大澤伸幸、加藤嵐、高橋健人、田中譲
ジュニアグレード1
『Quiksilver Amami Island Pro Junior』結果
ジュニア(20歳以下)
1位 大橋海人
2位 加藤嵐
3位 渡辺寛、小嶋海生
カデット(16歳以下)
1位 仲村拓久未
2位 堀越力
3位 関口真央、西慶司郎
『MALIBU Amami Island Pro』公式サイト
http://www.aspjapantour.com/live/2011/amami/(PC用)
奄美プロサーフィン大会実行委員会公式サイト
http://m-amamiislandpro.com/(PC用)
photo: ASP Covered Images
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