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ASPプライム『Saquarema Surf Pro International』終了!

2011-05-31 更新
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現地時間5月31日、ブラジル・リオデジャネイロで開催されていたASPプライム『Saquarema Surf Pro International』が終了。
会場の「Itauna Beach・Saquarema」はキャンセルとなった前日のストーミーコンディションが落ち着き、8-10ftレンジのビッグサイズ、レフトハンド勝負。
地元の声援を後押しに勝ち上がってきたローカルのラオニ・モンテイロをオージーのカイ・オットン(写真上・下)が僅差で抑えて優勝を決めました!

「信じられない!最高!実はこんなデカイ波に対応出来るボードが無かったから、借り物で戦ったんだ。全て上手く行ったけどね。ここの波は今までブラジルでサーフィンした中でベスト。なんでワールドツアーの舞台にならないのか、不思議なくらいだよ。今日は特に素晴らしかった。このイベントで優勝出来て本当にハッピーさ」とファイナル終了後のカイは嬉しそうにコメント。

ファイナルは一本目で6.83をスコアしたカイに対してラオニが7.33を返して序盤の主導権を握ります。
残り14分、この日最高のセットをキャッチしたカイは大きなターンを重ねて今イベントのハイエストスコア8.60を叩き出し、逆転に成功!
ラオニは最後の波に全てをぶつけましたが、しばらく間を置いてコールされたスコアは7.60と僅かに足らず、カイの優勝が決定しました。

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「ラオニのスコアを待っている時間は凄いナーバスになったよ。彼は良い波を手に入れていたし、ハイスコアを出すことは目に見えていたからね。ヒート中はラオニの強さ、彼に対するギャラリーのサポートがヒシヒシと伝わっていた。彼みたいな手強いコンペティターに勝つには良いスコアを得るのが絶対条件なんだ」とカイはファイナルを振り返っていました。

熱狂的なファンの前で惜しくも優勝を逃したラオニの方は残念そうな表情で、「この場所でファイナルに残ったのは初めてさ。オレのために応援してくれた皆のためにも絶対優勝したかったよ。ラストで追い上げて勝ったヒートもあったけど、ファイナルで再現はなかった...。もう少しだったけどね。カイはオレよりも優勝に値する良いサーフィンをしていたと思う。この場所で成績を残せたのは満足だし、残りのシーズンの活力剤になったよ」とコメント。

全身タトゥーのイカツイ外見からは想像出来ない親しみやすいスマイルにファンも多いラオニ。
2004年にブラジルを代表するヤングガンとしてツアーの仲間入りを果たしたものの、周囲の期待とは裏腹に30位前後を彷徨うシーズンが続き、2008年からの3年間はツアーから外れることに...。
苦労の末、やっとクオリファイした今シーズン。オーストラリアレッグこそ振るわなかったものの、ブラジル戦は9位。そして、今回のプライムで2位と確実に調子を上げています。

なお、大野修聖はRound of 24でロボことアダム・ロバートソン(AUS)に僅差で敗退。13位で1200ptを重ね、ワールドランキング53位をキープしています。

次のプライムイベントは5月31日〜6月5日にリオデジャネイロから南下したサンタカリーナの「Imbituba」で開催される『Super Surf International』です。
大野修聖を含め、今イベントのメンバーがそのままエントリーという形なので、見逃せない戦いになりそう!

『Saquarema Surf Pro International』結果
1位 カイ・オットン(AUS)
2位 ラオニ・モンテイロ(BRA)
3位 ヤディン・ニコル(AUS)、ウィリアン・カルドソ(BRA)
...13位 大野修聖 


『Saquarema Surf Pro International』公式サイト
http://www.ziulscores.com.edgesuite.net/aspsth/saquarema11/(PC用)

photo: ASP Covered Images

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