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「ウエストジャワ 2011春⑤」

2011-06-17 更新
バツカラスについて三日目も同じようなサイズ。
近くにショート向きのポイントが2箇所あるというので、ローカルに場所を聞き、運転手のジャルに連れて行ってもらった。
30分ほど車で走ったポイントは、ブラックベンダというライトのリーフブレイク。
サイズはあるけど、風が入ってジャンクなコンディションだったので、もう一つのバツカラスリーフへ向かった。

ここは地形が浅く、ハイタイドのみのポイント。僕らが着いた頃には浅くなり始めていて、サーファー達は全員海から上がっていた...。
サイズは胸前後。まだ風が入っていなかったので、様子を見ながら少しやってみることにした。
ラインナップで水面下を見るとキレイな珊瑚とカラフルな魚が泳ぐ美しいポイントだが、波待ち中、たまにテールがボトムのサンゴ礁にゴツゴツと当たる。
数本テイクオフをした後、了ちゃんは手にウニが刺さり、少しブルーになっていた...。

クローズアウトの波が多かったが、面はキレイだし、人もいないので、気を付けながら2時間ほど波に乗った。
それでも走れる波が少なかった僕らは不完全燃焼だったので、午後は少し風が入ったバツカラスのアウトサイドで波に乗った。
サイズは胸前後で申し分なく、人も少なめだったので、ピークから思いっきりサーフィンを楽しめた。

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翌日、バツカラスの4日目。
今回の旅での波乗り最終日は、早起きして前日よりも少し早めにブラックベンダをチェックに行くが、相変わらずコンディションが悪いので、昨日と同じようにバツカラスリーフへ向かった。

ラインナップはローカルが約10人と少なく、サイズは昨日よりも大きく最大肩サイズあり、波も切れている。
これならピークで順番を待っていれば自分の番が回ってくる。
速めの波が中心だが、たまに深いボトムターンが出来る波もあり、十分に楽しめる。

昨日は岸で見ていたアグースもラインナップに並び、誰もが沖から目で追うほどの高速で切れのあるライディングを披露していた。
みんながスープに前を塞がれるセクションでもスピードとトリミングでそこを切り抜け、延々とインサイドまで乗り継ぐ上手さ。
どうしたらあのスピードが保てるのかが不思議だ。
1時間ほどすると、また僕ら3人だけの貸切になってしまった。
3人は沖でくだらない話をしながら、順番に波を回す。

究極の贅沢タイム。

十分に貸しきりのポイントを堪能した。
パドルする肩もかなり重くなってきたし、潮もかなり引いてきたので、3人同時に上がることにした。岸に上がる際にゴツンと感触があり、海から上がるとフィンが一本無くなっていた...。

僕らは部屋に帰り、荷物をまとめると、チェックアウトをして宿のスタッフに一人一人握手をしてお礼を言った。
その後、陽の高い内に次なる目的地に向かうことにした。
今回の旅のフィナーレであるジョグジャカルタには、アンコールワットと同時期に作られたヒンドゥと仏教の二つの遺跡がある。
遺跡好きの僕は10年以上前からここに行ってみたかった。
前回、チマジャを訪れた時にアグースも行ったことがないと言っていたので、今回は彼を是非とも一緒に連れて行きたかった。

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今回の「One Earth」はここまで!

次回はいよいよ最終回!
念願のジョグジャカルタに向かいます!

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