ライト兄妹の明暗
2011-08-16 更新

ホブグッド兄弟に、かつてのアイアンズ兄弟など、男兄弟でワールドツアーを戦っている選手はいますが、兄と妹でツアーを転戦しているのはオーウェン&タイラーのライト兄妹の例だけ...。
メディアでも兄妹の仲良い姿や、真剣にヒートを見つめる父親の姿などが取り上げられています。
オーストラリア出身のライト兄妹の経歴を振り返ってみると、兄のオーウェンは2009年にモルディブで開催されたプライム『SriLankan Airlines Pro』で優勝。更にワイルドカードで参戦したワールドツアーのイベントでケリー・スレーターを2回も倒し、大きな話題になっていました。
クオリファイを果たした2010年シーズンは7位でフィニッシュしてルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得。
一方、妹のタイラー(写真上)はワイドルカード時代にワールドツアーのイベントですでに2勝を上げて女王ステファニー・ギルモアさえも脅かす存在に...。
二人共、10代の頃(タイラーはまだ17歳!)から世界の舞台で活躍しており、恵まれた才能とルックスでファンも急増中。
そんなライト兄妹ですが、2011年シーズンは今のところ明暗が分かれているようです。
タイラーの方は初戦のゴールドコーストで2位。第3戦で3位の他は全て5位とコンスタントに上位に食い込んで4位でフィニッシュ。
ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得してASPのニュースでもトップを飾っていました。
しかし、オーウェンは全11戦中、4戦を終了した時点で9位と成績はまずまずながら、タヒチ・チョープー戦の調整のために訪れたロンボク島・デザートポイントで額をザックリと切ってしまい、一時は化膿して大変なことに...。
負傷直後のオーウェンは(写真下)思わず目を背けたくなる姿でした。
以前にワイプアウトで鼓膜を破ってしまった経験もあるオーウェン。
ツアーを回る選手としてはネックとなる怪我に付きまとわれる運命なのかも知れません...。
『F+ SURF』(スマートフォン会員は無料で閲覧可能)によるとオーウェンは8月20日からスタートするタヒチ戦にはエントリーするそうです。

photo: ASP Covered Images

