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「アルガンベイ2011年夏①」

2011-08-22 更新
スリランカを離れ、日本に腰を落ち着かせて10年になる。
GW明けのある日、FaceBookを見ていたらファブリツィオ(イタリアの友人)、通称ファブリからメッセージが届いていた。

「ハル、6月から2ヶ月家族でアルガンベイにいるから遊びに来ないか?」と...。

ファブリは僕が1999年にヒッカドゥワでサーフショップ「A-frame」をオープンした時、一番初めにサーフボードを購入してくれたお客様。
それがきっかけでず〜っと仲良くしている。僕らの新婚旅行は彼にキャンピングカーをレンタルしてトスカーナサーフトリップだった。
イタリアでは波が無くてサーフィンは出来なかったけど、僕ら夫婦にとっては今でも大切な思い出になっている。

その新婚旅行以来、彼とは会っていない。早速、妻のえっちゃんに相談した。
なんせ、僕の家では3月に次女が生まれたばかり。しかも、5月にはインドネシアに行っているのだ...。

今回はかなり言いにくかった。

しかし、予想とは裏腹に「サーフィン旅行はあなたの唯一の楽しみだから行ってらっしゃい!でも、次回は連れて行ってね」と嬉しいお言葉を頂いた。

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7月の最終日、僕は家族に見送られて家を出た。夏休みということもあり、空港は多くの人で賑わっていた。
僕が乗るタイ航空の窓口に行くと出発が定刻から約1時間ほど遅れるというアナウンスが入った。
もともとバンコクでの乗り継ぎ時間が1時間しかないので、僕は少し焦った。飛行機は更に遅れて予定より1時間半後の出発...。
バンコクに着くと僕は真っ先に飛行機から下ろされ、空港内を走る車に乗せられて搭乗口まで送ってもらった。

飛行機には、なんとか間に合った。

コロンボの空港にも無事に到着して荷物を受け取って懐かしい顔はどこにいるのかなぁと見渡すが、誰もいない。
10分、20分待っても誰も来ないので、ローカル達に電話をするも深夜を回っているので、誰も電話に出ない...。

後で分かったのだが、迎えに来る予定だった相棒のマンボの仕事が忙しく、睡眠不足でドライバーだけを空港に送ったらしい。そのドライバーが僕の顔見知りではなかったので、「Mr. Fukushima」と書いたプラカードは持っていたのだろうが、完全にスルーしてしまったのだ...。

僕は仕方なく、空港にいる白タクと値段の交渉をして、とりあえずヒッカドゥワに向かった。ヒッカドゥワのマンボゲストハウスに到着したのは明け方の4時を回っていた。

ゲストハウスの3階にある部屋に荷物を降ろすと同時に僕は深い眠りについた...。

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スリランカに到着後、いきなりハプニングに出会ってしまったハルさん。
まずは空港から近いヒッカドゥワでストップし、次回は目的地のアルガンベイを目指します。

なお、World Wide Wave(海外波情報)でもお伝えしている通り、この時期のアルガンベイはハイシーズンで連日グッドコンディションに恵まれ、多くのサーファーで賑わっています。
そんな中、8月30日〜9月4日にはASPロングボードワールドツアー&ウィメンズ6スター『SriLankan Airlines Pro』が開催されます。
この模様は世界中にライブ配信されるため、今後は更に注目の場所になりそうです。