『Hurley Pro』R2は次世代サーファーが活躍!
2011-09-20 更新

現地時間9月19日、カリフォルニアのローワー・トラッセルズで開催中のASPワールドツアー第7戦『Hurley Pro』は前日のR1で2位、3位になった選手達の敗者復活戦となるR2が行なわれました。
公式2-4ftレンジの波は次の世代を背負う若いサーファー達の絶好のステージに!
R1で先輩ブラジリアンのアドリアーノ・デ・スーザから洗礼を受けたガブルエル・メディナは、トラビス・ロジー(ZAF)を相手に前半こそ苦戦したものの、後半には得意のエアリアルが炸裂し、7pt台を2本重ねてラウンドアップ!
「凄い楽しかった〜。ヒート序盤に良い波をいくつか乗って次に2本のグッドスコアも手に入れられた。ワールドツアーでの2ヒート目を上手くこなせてストークしているよ。トラッセルズ最高!」と笑顔でインタビューに答えていたガブリエル。
R3ではツアー1のエアリアルの名手と呼び声が高いジョシュ・カー(AUS)と対戦します。
派手な空中戦になることは間違いないので、このカードは見逃せません。
ガブリエルと共に後半戦の入れ替えでツアーの仲間入りをした一人、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW・写真最上部・下)は、アレホ・ムニーツ(BRA)とのH5で序盤から8.93のハイスコアをメイク。後半には8.60のバックアップスコアも手に入れてアレホをコンビネーションスコアに追い込んで勝利しました。
「かなりエキサイトしているよ!アレホは親友の一人。彼には申し訳ないことをしたけど、勝ててスーパーストークさ。ハイスコアを出した波。アレホが優先権を持っていたから最初はレフトに行こうと思ったんだけど、彼が波を逃したからライトに転換。それが良いスコアに結び付いたんだ。出来ればもっと勝ちたいね。ローワーズは凄いファンウェーブだよ」とジョン・ジョン。

ジョン・ジョンの強みは他の若いサーファー達と同じトリッキーな技に加えて、ノースショアローカルらしくビッグウェーブが得意な面。後半戦のハワイでは重要なカギとなる選手になりそう。
NYで優勝して乗りに乗っているオーウェン・ライト(AUS)とのR3も注目です。
昨年はエアリアルを武器に自国ブラジルで優勝まで手に入れてしまったジャドソン・アンドレは、ダスティ・ペイン(HAW)とのH9で高いエアーをメイク。9.43のハイエストスコアを叩き出し、17.80のハイエストヒートスコアまで手に入れてR3へ。
ジャドソンと言えばエアリアルの印象だけが強く、レールを使ったターン勝負や、タヒチなどのバレル勝負ではスコアを伸ばせていません。
今シーズンの成績を振り返ってみてもベルズ、NYで5位に入った他はR3止まり。本人もエアリアルだけでツアーに生き残るのが難しいのは百も承知で、「ここ数年はカービングについて上手くやる方法を学んでいるんだ。今朝はオフショアだったよね。あれだとエア向きでは無い。エアーすることだけを考えていてはダメ。その時に合わせてベストなターンをするべきなんだ」というコメントも残しています。
次の対戦相手、アドリアーノはブラジリアンの中で最もコンスタントな成績を残している選手。
良き先輩が身近にいるのは心強く、同ヒートとなれば実践から学べるため、ジャドソンにとって重要な時間になることでしょう。

その他にR3行きを決めたのは、ミック・ファニング(AUS)、エイドリアン・バッカン(AUS)、トム・ウィタカー(AUS)、ダミアン・ホブグッド(USA)、キーレン・ペロー(AUS)、カイ・オットン(AUS)、ヘイター・アルヴェス(BRA)、クリス・デヴィッドソン(AUS)、フレッド・パターチア(HAW)です。
ネクストコールは現地時間9月20日の朝7時(日本時間9月20日夜11時)で、1時間後にスタートする予定。
『Hurley Pro』公式サイト
http://www.hurley.com/hurleypro/(PC用)
『F+ SURF』では、独自のコンテストレポートや、日本語字幕付きASPオフィシャル動画が見れます。
(BCMスマフォ会員は無料)
photo: ASP Covered Images
⇒「コンテストリポート」一覧へ

