非会員上部PR枠用
 

JPSA第4戦『千葉オープンJWMAプロ マニューバーラインカップ』終了!

2011-09-25 更新
20110925na


千葉県・一宮PでJPSA震災復興支援チャリティーツアー2011ショートボード第4戦『千葉オープンJWMAプロ マニューバーラインカップ』が開催され、9月25日に終了。

イベントがスタートする前日には台風15号が本州を横断して強い南よりのウネリがヒットしましたが、プロトライアルが行なわれた22(木)には一気に落ち着いてくれ、ムネ〜カタ位のグッドコンディションでヒートが進行。

翌日23(金)のメインラウンドのファーストヒートを通過した渡邉藍、湯川正人、高橋優、井上達貴、竹中秀之、粂悠平、高橋優人、畠中雄大、大田弥生、高橋みなと、並木今日子がプロ資格を手に入れました。

メインラウンド2日目。24(土)はシード選手が登場。台風15号が残した南よりのウネリはほとんど無くなり、高気圧からの吹き出しによる東よりのウネリがベースとなった一宮Pは早朝こそオフショアだったものの、日中はオンショアが強まる傾向となり、コンディションは悪くなる一方...。

ASPスターシリーズのヨーロッパレッグを転戦中の辻裕次郎、田嶋鉄兵、大澤伸幸、フィリピン・クラウド9で開催中の『Billabong Pro Junior Asia』に参加している加藤嵐が不在の中、前戦の大洗で活躍していた椎葉順、飛田剛、田中樹が危なげなくラウンドアップを重ねてQFへ。
他にも田中英義、ダレン・ターナーがハイスコアを出して注目を浴びていました。

25(日)のファイナルデイはサイズアップこそしたものの、朝からオンショアが強く、厳しい戦いを強いられていました。
そんな中、普段から一宮周辺でサーフィンをしている選手達がローカルナレッジを活かして勝ち上がり、ファイナルは今シーズン確実に上位に食い込みながらも優勝が無い田中英義が7pt台をスコアして主導権を握ります。
後半は中村昭太が8pt台と7pt台をまとめてトータル16.50で1位に浮上。あと一本で逆転を狙える位置にいた田中英義はインターフェアを犯してしまい、万事休す...。
中村昭太(写真最上部)がJPSA初優勝を決めました!

20110925m
(男子ファイナリスト)


女子はカレントリーダーの田原啓江がSFで敗退した一方、谷口絵里菜が好調さをキープして全てのヒートを1位通過。
ファイナルも男子顔負けの大きなターンで8.00を含むトータル15.15で文句無しの優勝!
今イベントでプロ資格を手に入れた仙台出身の女子校生・高橋みなとも健闘を見せて4位入賞を果たしていました。

20110925w
(女子ファイナリスト)


なお、今回はプロサーファーによるチャリティーの他、体験スクールやエアーショーなどが行なわれ、普段のJPSAよりもイベント性が強くなっていました。
海外に目を向けてみるとライブ、ファッションショーなどが併催されることも多く、それによってサーファー以外のギャラリーも集まり、サーフィンに対する興味が広がる切り口になるため、特に近年はコンテストとの融合が重要視されています。
世界に通用する日本人サーファーを生み出すためにはサーフィンマーケットをもっと大きくし、スポンサーにとって魅力的な集客力のあるスポーツになる必要があると考えます。

サーフィン大国オーストラリアでは、国が億単位の予算を使ってエリートサーファーを育成するプログラムがあると言えば、日本との環境の違いが理解して頂けるでしょう。
ちなみに日本、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランドなどのトップジュニアがを集結して開催中の『Billabong Pro Junior Asia』でもオージーの選手は強く、日本人選手は惨敗に終わっています。

次のJPSA第5戦は9月29日〜10月2日に(29日はプロトライアル)に茨城県鉾田市・とっぷさんて下で開催される『ムラサキプロ鉾田』です。

JPSAショートボード第4戦
『千葉オープンJWMAプロ マニューバーラインカップ』結果
1位 中村昭太
2位 田中樹
3位 田中英義
4位 高梨直人

女子
1位 谷口絵里菜
2位 庵原美穂
3位 折笠友子
4位 高橋みなと

JPSA公式サイト
http://www.jpsa.com/(PC用)

photo:日本プロサーフィン連盟(JPSA)

「コンテストリポート」一覧へ