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ASP2スター『Malibu HYUGA PRO』終了!

2011-10-11 更新
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2011年ASPジャパンツアーのメンズスターイベントは2戦のみ。5月に奄美大島で開催された2スター『MALIBU Amami Island Pro』が初戦となり、最終戦『Malibu HYUGA PRO』が10月8日〜10日に宮崎県日向市小倉ヶ浜海岸で開催されました。

会場の小倉ヶ浜海岸はBCM波情報でもお馴染みで、一年を通してコンスタントに波があり、地形も安定していることから週末を中心に多くのサーファーで賑わう九州を代表する人気スポット。
期間中もまずまずのコンディションに恵まれ、選手達はJPSAとは違ったスタンスで華麗なライディングを披露していました。

今イベントで目立っていたのは、世界に照準を合わせて海外のスターイベントを転戦している辻裕次郎、大澤伸幸、田嶋鉄兵の3人。
これが世界基準と言わんばかりに積極的にエアリアルやリスキーなターンを重ねて他の選手に刺激を与えていました。
ワールドツアーを見ていれば分かる通り、近年のビーチブレイクでのコンテストでエアリアルを取り入れるのは常識となっており、’飛ぶ’ことが出来ないとスコアを伸ばせないジャッジクライテリアになっています。

ファイナルはこの3人の内の1人、辻裕次郎とJPSAで頭角を現している椎葉順のマンオンマン。
序盤は両選手共に4pt台を中心としたスコアで僅差のままヒートが進行しますが、中盤に椎葉順が6.50、後半に6.25を重ねて辻裕次郎を引き離します。
ラスト数分で辻裕次郎は7.10を返すものの、あと1本が足らず、椎葉順(写真最上部)が地元宮崎で優勝!
椎葉順はファーストヒートからバリエーション豊かなエアリアルを披露し、JPSAではあまり見られない一面を見せていました。

なお、今イベントは同時開催としてLQS2スター、ウィメンズ1スター『MALIBU HYUGA PRO LONGBOARD』とカデット(16歳以下)、グロメット(12歳以下)『Quiksilver King of the Grommet Hyuga』が行なわれました。

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LQS2スターにはボンガ・パーキンス(HAW)も来日して素晴らしいライディングを披露していましたが、QFでユージン・ティールに僅差で敗退。
ファイナルは、そのユージン・ティールと今年の夏にパナマで開催されたISA世界選手権で優勝したトニー・シルヴァジーニ(USA・写真上)が対決し、ノーズライドとトップアクションを組み合わせて6pt台を2本まとめたトニーが優勝を飾りました。

ウィメンズ1スターは4人ヒートのクロスゲームの展開。序盤は割蛸ジュリ、宇井初美がやや優勢だったものの、中盤からは植村未来がスコアを伸ばし、後半は一気にペースを上げて今イベント3年連続の勝利を上げていました。

カデット(16歳以下)はフランスで開催中の『Quiksilver King of the Grommet』出場のために仲村拓久未が不在の中、西3兄弟の長男、西修司が接戦を制しました。
グロメット(12歳以下)は西3兄弟の三男、西優司が主導権を握っていましたが、インタフェアで減点されてしまい、安室丈が優勝を手にしました。

なお、フランスで世界中から集まったジュニアサーファーと戦っている仲村拓久未は順調に勝ち上がっており、R4へラウンドアップ。国籍はUSAながら日本人の五十嵐カノアはすでにQF行きを決めています。

2011年ASPジャパンツアー最終戦はLQSメンズ2スター&ウィメンズ1スターの同時開催。10月15日〜16日に宮崎県日南市で行なわれる『Real B Voice Longboard』です。


ASP2スター『Malibu HYUGA PRO』結果
1位 椎葉順
2位 辻裕次郎
3位 田中樹、田嶋鉄兵

LQS2スター
1位 トニー・シルヴァジーニ(USA)
2位 ユージン・ティール
3位 畑雄二、藤井辰緒

LQS1スター・ウィメンズ
1位 植村未来
2位 宇井初美
3位 吉川ひろか
4位 割蛸ジュリ

カデット(16歳以下)
1位 西修司
2位 森友二
3位 児玉稜
4位 西慶司郎

グロメット(12歳以下)
1位 安室丈
2位 西優司
3位 須田喬士郎
4位 野呂海利

ASPジャパン公式サイト
http://www.aspjapantour.com/2010/(PC用)

photo: ASP Covered Images

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