JPSAロングボード2011年のグランドチャンピオン決定!
2011-11-10 更新

JPSA最終戦『ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ』がバリ島のクラマスで11月7日〜14日に開催。
今イベントはロングボード、ショートボードの同時開催となり、ロングボードは現地時間11月10日に全ての日程を終了しました。
コンテスト初日の7日はクラマスでは珍しいほどのスモールコンディション。
コシ前後のパワー無いブレイクで、プロトライアルと男子のR1が行なわれました。
厳しい状況の中、プロ資格を得たのは田中祐介(女子は丹羽美樹、小栗瑞恵の2名がプロ合格)のみ。
8日はオフ。9日は新しい南西ウネリが入り、ムネ前後までサイズアップ。
ロングボードのコンテストには十分なコンディションとなり、男子のR2からスタート。
QFでは、カレントリーダーの尾頭信弘、僅差で追っている新城譲、ユージン・ティールがラウンドアップした一方、3位の鈴木剛がここで姿を消すことに...。

女子はトータル2位の田岡なつみがR1で敗退。
カレントリーダーの小熊明美が勝ち上がったため、ポイント差によって最終日を前に小熊明美のグランドチャンピオンが決定。
小熊明美は植村未来、小高惠子、一ノ瀬さゆりと共にファイナリストにも選ばれていました。
最終日も南西ウネリが続き、男子のSFから女子のファイナル、男子のファイナルのスケジュールで進行。
SFのH1では新城譲がダントツのスコアでユージン・ティールと共にファイナルへ。H2では尾頭信弘が接戦を制して石塚晃と共にラウンドアップを果たしていました。


続いて行なわれた女子のファイナル。
今シーズン3戦のみの参戦ながら千倉戦で優勝している植村未来(写真上)がハワイ仕込みの力強いライディングで他の選手を圧倒。7.75と7.25をまとめ、2位以下に大差を付けてリード。その他の選手は2〜3ポイント台のロースコア止まりで、最後まで差は縮まらず、植村未来が今シーズン2勝目を決めました!
男子のファイナルはグランドチャンピオンを決める最終決戦。
序盤は石塚晃がクラシックなノーズライド(写真最上部)からカットバック、インサイドまでキッチリと決めて7.75。4.00のバックアップスコアを重ねて主導権を握ります。
2位は安定したライディングで5.25と4.00を重ねたユージン・ティール。一本で逆転可能なシチュエーションのままヒートは中盤に突入!
中盤は3位の新城譲がバックサイドで長いノーズライドを決めるものの、グランドチャンピオンからのプレッシャーからか、フィニッシュが決まらず...。
後半はユージン・ティールがクラマスの綺麗なフェイスにノーズライド、インサイドまでメイクの6.00。
更に中盤までロースコア止まりだった尾頭信弘がチャージを繰り返し、新城譲を抜いて3位に浮上します。
残り時間5分。トップの石塚晃とユージン・ティールの差は僅か1ポイント。
ギリギリまで逆転の可能性が残されていましたが、石塚晃がリードをキープしたままファイナルが終了。
石塚晃が久々の優勝、グランドチャンピオンはユージン・ティールが獲得しました!

なお、この日はロングボードのファイナル終了後にショートボード最終戦のプロトライアルが行なわれ、12日〜14日(11日はオフ)はメインラウンドが行なわれます。
USTREAMでライブ中継が配信され、メッセージも送れるので、お気に入りの選手を応援してみましょう!
JPSAロングボード最終戦
『ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ』結果
1位 石塚晃
2位 ユージン・ティール
3位 尾頭信弘
4位 新城譲
女子
1位 植村未来
2位 一ノ瀬さゆり
3位 小高惠子
4位 小熊明美
2011年JPSAロングボード
■グランドチャンピオン
ユージン・ティール
小熊明美
■ルーキーオブザ・イヤー
脇本道男
田岡なつみ
JPSA公式サイト
http://www.jpsa.com/(PC用)
USTREAM JPSA PRO Surfing Tour 2011
http://www.ustream.tv/channel/jpsa-pro-surfing-tour-20111(PC用)
ライブスコア
http://www.jpsa-live.com/JPSA_LiveScore/App/GameInfo.php(PC用)
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
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