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【現地コラム】宮城県・仙台⑪

2011-11-25 更新
東北地方を中心に、各地に大きな爪あとを残した「東日本大震災」。
現在もなお懸命な復興活動が続いていますが、現地コラムとして各地の現状などを定期的にお届けします。


宮城県・仙台
第11回 進入禁止の現状

震災から8ヶ月半が過ぎましたが、依然として新港ポイントは「進入禁止」が続いています。

コンテナ撤去作業は、工程通り七ヶ浜から東松島へ。
その後、離島や利府方面の作業を終えて、仙台新港の作業に入る予定ですが、依然として仙台市側と調整が続いています。

ビーチの段差は無くなりましたが、更に狭くなってきていて、相変わらずコンテナが転がっています。
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正面側の階段ですが、2段目の踊り場あたりまで崩れてしまいました。
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中央階段ですが、更に波による侵食で破壊され、ここに階段があったのか?と思うくらい切り立ってしまっています。
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駐車場入口から登っていく坂道の途中の斜面が、先月の大雨で側溝(排水溝)が溢れて決壊し、斜面が崩れてしまいました。
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土手沿いは浸食が進み、更に削られて切り立っています。
安全確認が出来ない為に清掃活動が出来ず、ブイや瓦礫がたくさん転がっています。
なんとか立ち入れるようになって、ビーチクリーンがしたいです!
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新港ポイントは、すっかり変わってしまいました。
これだけのゴミや瓦礫が放置されてる状態で、更に水質汚染が進んでいくような気がして本当に心配です。

ただ、震災8ヶ月目(11月11日)に、七ヶ浜が開放され、菖蒲田浜・小豆浜で、サーフィンする事ができるようになった事は、とても大きな一歩です。
そこまでこれたのは、地元の皆様、七ヶ浜ローカルの皆様、ボランティア活動をしていただいた皆様、仙台サーフショップユニオン、そして宮城津波支援金に、ご協力いただいた皆様のお陰であり、深く心より感謝しております。

新港ポイントの復興には、まだまだ時間がかかると思いますが、今後ともよろしくご支援くださいますようお願い申し上げます。


...続く
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宮城県仙台市若林区
Japss surf shop
熊谷素子

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