【現地コラム】岩手県・浪板⑩
2011-12-01 更新
東北地方を中心に、各地に大きな爪あとを残した「東日本大震災」。現在もなお懸命な復興活動が続いていますが、現地コラムとして各地の現状などを定期的にお届けします。
岩手県・浪板
第10回 少しずつ
浪板海岸は毎年5月頃から10月頃までは広い砂浜に覆われ、11月頃から3月頃までは北東のウネリで波が上がり、砂は沖に流されインサイドは石がゴロゴロしている状態になります。
11月初めに少しではありますが砂が戻り砂浜が現れたのを見ると、自然は元に戻ろうとしている姿に少し感動を覚えます。
夏に海底調査をして頂いた時には、1箇所パイプが海底に突き刺さっていたため、そこにオレンジのブイを付けていましたが、今現在の海底状況は砂がかなり戻り、海底にあったパイプは砂に埋もれて見えなくなったそうです。
海底を調査してもらいながら、落ちていたガレキを取ってもらいました。
後は、キレイな砂が海底を覆っている状態だそうです。
ダイバーの皆さん、ありがとうございました。
<(_ _)>
また、大槌商工会の方から、浪板地区の復興計画を住民の方々と話し合いをしながら進めていくとの事で、次回から話し合いに参加させて頂く事になりました。
どのような復興案で進んでいくのか、浪板海岸の早期復興のためにも、是非参加させて頂きたいと思います。
そして、自宅の1階にある倉庫を、シェイプルームに改造しました。
何もかも手作りで自分たちで作ったシェイプルーム。
もちろん、これも仲間たちに手伝ってもらいながらです。
そして、自宅から少し離れたところへ仮設店舗を出す事になっていましたが、自宅近くの仮設店舗に空きがある事を知り、早速交渉!
入居が決まり、12/10オープンを目指し、只今急ピッチで開店準備をすすめております。
場所は、浪板に店を出す前に釜石市内でやっていた只越店のすぐ近く。
自宅の下の方にある公園なので、近くて便利です。
仲間達の協力を得ながらの仮設店舗。
仲間達の絆に感謝。
...続く
--------------------岩手県上閉伊郡大槌町
K-SURF
杉本浩
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