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【現地コラム】宮城県・荒浜⑧

2011-12-07 更新
東北地方を中心に、各地に大きな爪あとを残した「東日本大震災」。
現在もなお懸命な復興活動が続いていますが、現地コラムとして各地の現状などを定期的にお届けします。


宮城県・荒浜
第8回 放射能調査

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私がサーフショップを開業していた亘理町は、大河・阿武隈川が太平洋に注ぎこむ町です。
源流は栃木県から始まり、福島県内を流れ、宮城県南を通り亘理町と岩沼市の間に河口があります。
そして私達が長年サーフィンを楽しんでいたポイントが荒浜河口Pになります。
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その阿武隈川の放射線の調査で、先週とんでもない記事が新聞等で取り上げられました。
その記事とは京都大学などの調査チームが6~8月の阿武隈川の中流と支流、河口で、水中のセシウム量などを調査したもの。
宮城の河口付近では、1日当たりのセシウム137が290億5千ベクレル、セシウム134が233億5千ベクレル運ばれ、河口から海に流失していると推定した。とありましたが、何億ベクレル???です!!
そしてあくまでも推定??
それじゃあ確定はいつ何ベクレルなの・・・?

記事では観測を継続し、セシウムの移行状況を調べるとありましたが、阿武隈川からの飲み水、魚、田畑への水、そして私達人や、動物への影響等は一切報道されてませんでした。
この様な報道が出るからには、私達、素人でも分かるレベルで、どの様な影響が有りうるか説明がほしいものです。

もちろん未だに荒浜河口P付近はガレキ集積場になっており、インサイドのテトラポットもむき出しになり、まだまだ海に入れる状況ではないのは当然分かってはおります。
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ですが、この記事が報道される前に、七ヶ浜Pに続けと、荒浜Pと航路を挟んで反対側にある吉田Pを開放に向けて水質調査しているさなかの記事で、放射能等の数値が安全レベルが出たとしても、大変不安にならざるをえない報道でした。
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...続く
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宮城県亘理郡亘理町荒浜
REAL SURF
残間祥夫

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