【現地コラム】宮城県・仙台⑫
2011-12-28 更新
東北地方を中心に、各地に大きな爪あとを残した「東日本大震災」。現在もなお懸命な復興活動が続いていますが、現地コラムとして各地の現状などを定期的にお届けします。
宮城県・仙台
第12回 再開の日まで
震災からもうすぐ9ヶ月半。
あと1週間で、忘れる事の出来ない2011年が終わります。
LED電球を保管していた倉庫が津波で全損してしまい、どうなるか?わからなかったSENDAI光のページェントですが・・・。
12月2日から無事に開催されて、大晦日まで仙台の街を明るく照らしてくれています。
これもひとえに支援募金へご協力いただいだ皆様のお陰です。ありがとうございました。
仙台新港エリアも、駐車場(向洋海浜公園)までの2キロ程の直線道路はだいぶ片付き、隣接していた工場も再開されたところが増えてきました。
すぐ近くの蒲生住宅エリアは、道路と建物の基礎が残っているだけで・・・
現在は工場などの建物以外は何も残っていない状態です。
何も無くなり、とても哀しい光景になってしまいました。
ビーチ側は、11月22日~12月6日の間に被災コンテナ撤去作業が行われて、瓦礫やコンテナなどが全て無くなり、震災以前より綺麗になりました。
そして12月13日、県会議員・石川光次郎様とご一緒に、仙台サーフショップユニオン代表の方が宮城県庁を訪問して、宮城県土木部長様へ向洋海洋公園(新港ポイント)再開に向けての要望書を提出いたしました。
当日は土木次長様、港湾課長様、技術部長様もお集まりいただきまして・・・。
宮城県土木部長様には、来年当初には、工事工程表を立案し、早期公園復興の進め方に仙台サーフショップユニオンの意見も参考に取り入れながら進めさせていただきたいと、ご相談も賜りました。
さらに、全国の皆様からご協力いただいております宮城津波支援金と、私達サーファーの震災前からのモラルある行動に、評価と感謝のお言葉をいただきました。
今後もモラルある行動で、サーファーの強い思いをアピールして、向洋海浜公園(新港ポイント)再開の日まで、仙台サーフショップユニオンが一つになって頑張っていきたいと思っております。
皆様には、尚一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2012年が、笑顔のあふれる一年になりますように・・・。
皆様、良いお年をお迎えください。
...続く
--------------------宮城県仙台市若林区
Japss surf shop
熊谷素子
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