【現地コラム】岩手県・浪板⑪
2011-12-29 更新
東北地方を中心に、各地に大きな爪あとを残した「東日本大震災」。現在もなお懸命な復興活動が続いていますが、現地コラムとして各地の現状などを定期的にお届けします。
岩手県・浪板
第11回 ここから
東日本大震災から9ヶ月たった12月10日(土）、やっと仮設店舗ではありますがオープンする事ができました。
思えばここまでの道のりは、長かったのか短かったのか今でも良く分かりません。
ただ、3月11日からの私達サーファーの生活は全員が一変してしまいました。
綺麗な浪板海岸の海で、仲間達と共に波乗りを楽しんでいた頃が、遠い昔の事のようにも思えます。
当ショップでは2月にホテルで年祝いを行い皆で厄を落としましたが、それからわずか2週間後には震災にあいました。
大会や毎年夏に行われるキャンプなども全て中止となり、皆で集まっていたショップも流され、心のより所をなくしてしまったような気持ちでいましたが、仮設店舗が出来たことにより、ここからまた皆が集まれる場所からのスタートとして始めていきたいと思っています。
開店の日に、2月の年祝い以降久しぶりに皆で集まりました。
久しぶりに会う人も多く、あれ程の震災の中、また元気で皆に会えた事に感謝しました。
震災から9ヶ月たった今だからこそ、心にジーンとくる事もあるものです
これから皆と共にここの海での復興を願っていきたいと思っています
私達が震災にあってから、今まで会った事のない全国のサーファーの方や、海にかかわる方々からのたくさんのご支援やご声援を頂いた事に、心から感謝しています。
<(_ _)>
町の復興、海の復興は、本当にまだまだ先の話ですが、来年も仮設店舗で頑張っていきますので、みなさん何卒宜しくお願い致します。
...続く
--------------------岩手県上閉伊郡大槌町
K-SURF
杉本浩
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