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『Quiksilver Pro』R2はトップシードが順調に勝ち上がる

2012-02-26 更新
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オーストラリアのゴールドコースト・スナッパーロックスで開催中の2012年ASPワールドツアー開幕戦『Quiksilver Pro』
2日目も初日と同じようなコンディションで、公式3-4ftレンジ。風の影響が入ったトリッキーな波で、敗者復活戦となるR2の全てのヒートが進行。

敗者復活戦と言っても、R1は番狂わせが多かったため、パーコことジョエル・パーキンソン(AUS)、タジ・バロウ(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF・写真上)などのトップシードの選手が続々と登場。
R1のうっぷんを晴らすかの如く素晴らしいパフォーマンスを披露してラウンドアップを果たしていました。

H2でデーン・レイノルズ(USA)と戦ったタジは、デーンの独創的なエアリアルに臆することなく、慎重に波を選んで9.40を含むトータル18.10でR3へ。

ヒート終了後のインタビューでタジは、「昨晩はデーンとの対戦のことばかり考えていたから、上手く次に進めて良かったよ。サーフィンのアプローチは彼もオレも基本は同じなのさ。二人で良いショーが出来たと思う。昨日は良い波に乗れなかったし、このヒートまで良い感触の波はご無沙汰だったね。デーンのターンに刺激された部分もあるよ」とコメント。

先日、マンリーで開催された6スター『Australian Open』では早々と敗退してしまい、前日のR1ではフレッド・パターチア(HAW)の強烈なバックハンドアタックにねじ伏せられてしまったタジ。
ワイルドカードながら優勝候補とまで言われていたデーンとのエアリアル合戦を制した勢いで次のラウンドも良いサーフィンを見せてくれそうです。

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(デーン・レイノルズ)

タジのヒートの前、H1に登場したパーコはトライアルから勝ち上がってきたギャレット・パークス(AUS)を相手にローカルナレッジを生かし、岩場前のリスキーなテイクオフからバレルインやフローター、独特のリラックススタイルで綺麗なラインを描き、8pt台を2本まとめてギャレットをコンビネーションに追い込んで勝利。

「スナッパーはいつもモーニングシックネスがあるから、ローカルならではの勝ち方が出来たと思う。昨日のR1は肩ならしには最高のヒートだったよ。あそこで負けても今日の敗者復活戦があるし、落ち込みはしなかった。ツアーで重要なのはマンオンマンだしね。今日はギャレットがビッグスコアを出すんじゃないかな〜と予想していた。彼には大きな未来がある。ビッグネームを倒すのも時間の問題さ。今日はそれを免れて嬉しいよ」とパーコ。

約10年のツアー歴の大半でタイトル争いをしているパーコ。昨年も含めてトータル2位が4回もあるものの、まだワールドタイトルには手が届いていません。
過去2回優勝しているこの場所で弾みをつけて今年こそは頂点に立って欲しいと多くのファンが望んでいることでしょう。

その他にR3行きを決めた主な選手は、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、ジョシュ・カー(AUS)、ジェレミー・フローレス(FRA)、キーレン・ペロー(AUS)、ビード・ダービッジ(AUS)、コロヘ・アンディーノ(USA)など。

ネクストコールは現地時間2月27日の朝6時30分で1時間後(日本時間の同日6時30分)にスタート予定。

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(ジョエル・パーキンソン)

公式サイトでは、メインMCのASPジャパン・近江俊哉を筆頭に『F+ SURF』編集長・つのだゆき、ゲストで林健太(本日は大村奈央が登場)を招いたりして日本語のライブ中継を行なっています。
ここでしか聞けない裏話なども次々に飛び出てくるので、是非公式サイトにアクセスしてみて下さい。

『Quiksilver Pro』公式サイト(日本語)
http://quiksilverlive.com/progoldcoast/2012/home.jp.html(PC用)

『F+ SURF』では、独自のコンテストレポートや、日本語字幕付きASPオフィシャル動画が見れます。
(BCMスマフォ会員は無料)

photo: ASP Covered Images