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『Quiksilver Pro』4日目 着々とファイナルデイに向かって進行中!

2012-02-28 更新
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現地時間2月28日、2012年ASPワールドツアー開幕戦『Quiksilver Pro』は同時開催の『Roxy Pro』を挟んで着々とスケジュールが進行。
R4のH1から始まり、R5の全てのヒートが終了してQFを戦う8人のメンバーが決定しました。

R1同様に敗者が出ない3人ヒートのR4(1位はQF、2位と3位はR5へ)をまず始めに1位で通過したのは、アドリアーノ・デ・スーザ(BRA・写真上)でした。
ヒート中盤にファーストターンからローテーション(回転系)、パワーゾーンをキープしながらフィニッシュでもローテーションを決めたアドリアーノは7.40をスコア。
対戦相手のオーウェン・ライト(AUS)、ジョシュ・カー(AUS)も負けずに空中戦で挑むものの、後半にエアリアルを封印してパワフルなターンを連発したアドリアーノが7.97を重ね、トータル15.37でラウンドアップ!
2位のオーウェンとの差が僅か0.24と言えば、どれだけ白熱した戦いだったかが理解して頂けると思います。

アドリアーノはヒート終了後のインタビューで「オーウェンはこのイベントで絶好調の1人だし、ジョシュも怖い存在。だから、自分のサーフィンだけに集中することにしたのさ。ヒート中はベストな波を選ぶようにしていたけど、ラッキーな部分もあったよね。一気にQFに進めて嬉しいよ」とコメント。

ガブリエル・メディナ、ミゲル・プーポ、ジャドソン・アンドレと最近の若手ブラジリアンの活躍は目覚ましいですが、確実に勝てる強さを持っているのはアドリアーノが一番と言えるでしょう。
QFでは敗者復活戦のR5を勝ち上がったオーウェンと再対戦します。

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H2でケリー・スレーター(USA)、H3でジョーディ・スミス(ZAF)がクロスゲームを制して1位通過した後、R4の最終ヒートではタジ・バロウ(AUS・写真上)が9.27を含むトータル17.34でジュリアン・ウィルソン(AUS)とエイドリアン・バッカン(AUS)に大差をつけてQF行きを決めていました。

「今日の波で唯一9ポイントを出せる波を上手く見つけられたね。あの波では最初に良いターン、カットバックして最後もキッチリ決まった。最初と最後の技を決めるのがジャッジ受けするから、あれはスコアが伸びると思ったね。9ポイントを手に入れた後、確実に勝てるバックアップスコアが欲しかった。今日は厳しい状況だったけど、どうにかそれを見つけることが出来たのさ」とヒートを振り返ったタジ。

会場のスナッパーロックスは別名「スーパーバンク」と言われる通り、地形は最高に良いものの、前日より更にオンショアが強く、ハイスコアに結び付く波を見つけるのは困難でした。
そんな中、僅か30分で9ポイント台と8ポイント台をまとめたタジは、勝負の世界で重要なファクターとなる「強運」に恵まれていると言っても過言では無いでしょう。

その他にQFに残ったのは、ジョシュ・カー(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、エイドリアン・バッカン(AUS)

同時開催の『Roxy Pro』の方はQFが終了し、オーウェンの妹、タイラー・ライト(写真下)を始め、ローラ・エネヴァー、サリー・フィッツギボンズ、ステファニー・ギルモア。全てオージーがSF行きを決定させています。

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ネクストコールは現地時間2月29日の朝6時30分で1時間後(日本時間の同日6時30分)にスタート予定。

公式サイトでは、ASPジャパン・近江俊哉、『F+ SURF』編集長・つのだゆき、伊良湖の平野海童、その他にもゲストを迎えて日本語のライブ中継を行なっています。
残り一日のスケジュールでファイナルまで進む可能性が高いので、お見逃し無いように!


『Quiksilver Pro』公式サイト(日本語)
http://quiksilverlive.com/progoldcoast/2012/home.jp.html(PC用)

『F+ SURF』では、独自のコンテストレポートや、日本語字幕付きASPオフィシャル動画が見れます。
(BCMスマフォ会員は無料)


photo: ASP Covered Images