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6スター『Burton Toyota Pro』はブラジリアン対決で終了!

2012-03-18 更新
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3月7日〜18日にオーストラリア・シドニーから数時間北上したニューキャッスルで『Surfest Newcastle』が開催。
メインイベントの6スター『Burton Toyota Pro』が現地時間3月18日に終了しました。

イベント期間中はスモールコンディションが続き、ビーチブレイク特有のトリッキーなエアリアル勝負。
ブラジリアンや身体の軽い若手の活躍が目立った一方、ジョエル・パーキンソン(AUS)、カイ・オットン(AUS)、フレッド・パターチア(HAW)などのトップ34のメンバーは早々と敗退...。
タジ・バロウ(AUS)でさえRound of 16で姿を消してしまい、ワールドツアーとスターイベントの戦い方の違いがハッキリしていました。

ファイナルデイは新しい南東ウネリが入り、公式4ftまでサイズアップ!
期間中で最も良いコンディションに恵まれ、最終カードはウィリアン・カルドソ vs フィリッペ・トレドのブラジリアン対決。

SFでバックサイドの高いローテーション(回転系のエアリアル)をメイクしてパーフェクト10をスコアしたフィリッペがファイナルでも好調さをキープして前半に6.33と7.87を重ね、早くもウィリアンをコンビネーションに追い込みますが、フィリッペはインターフェアレンス(妨害)を犯してしまい、2番目のスコアをカットされるという罰則を受けます。
圧倒的に不利になった展開でもフィリッペはリードを保ち、後半にバックサイドのローテーションを披露して9.50!
一方のウィリアンはベスト2スコアでもフィリッペに届かず、逆転に必要な6.34の波を探します。
ラスト5分を切ったところで優先権を利用したウィリアンが7.43をスコア。ギリギリで逆転に成功し、優勝を決めたのです。

「ここでは以前に5位に入ったことがある。あの時はアドリアーノが優勝したんだ。今回の結果はオレにとって最高だね。フィリッペが妨害をしてスコアが変わった後、スモールスコアでも逆転出来たのに、緊張しちゃって上手く乗れなかったよ。やっと7ポイント台が出せて勝利が決まった時は本当にハッピーだった」と優勝の喜びを語っていたウィリアン。

’パンダ’がニックネームのウィリアンは癒し系?のルックスで一見するとサーファーのイメージからかけ離れています。
スターイベントでの優勝回数こそ少ないものの、コンスタントに上位に食い込む実力を持っており、2012年はワールドツアーの補欠選手。
26歳とブラジリアンの中では遅咲きながら、玄人受けするパワフルなライディングを武器に今年は活躍する姿が目立ってきそうです。

ちなみに今イベントは2006年にネコ・パダラッツ、2008年にアドリアーノ・デ・スーザが制しており、ブラジリアンと相性が良いようです。

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(ウィリアン・カルドソ)

トップ34のメンバーでもヤングブラジリアンのガブリエル・メディナ、アレホ・ムニーツ、ミゲル・プーポのエアリアルの技術は飛び抜けており、クオリファイを目指してスターイベントを転戦しているブラジリアンの層も年々厚くなっていると言えます。
ブラジリアンは結束が固く、アドリアーノを中心にお互いをプッシュしながら協力して世界を転戦しているそうです。
ブラジルではサッカーに次ぐ人気となっているサーフィン。ハングリー精神も他の国の選手と比べて強く、フィリッペのような無名に近い選手でも6スターで優勝に値する実力が備わっているのは日本人から見て羨ましい限り...。

フィリッペは目前まで迫った優勝のチャンスを逃した後でも、「妨害を告げられた時、彼は見えない位置にいたんだ。残念だけど、ブラジリアン同士のファイナルで2位ならハッピーさ。今年はもっとスターイベントで好成績を残したいし、今回の結果はシード権にも有効だよね。エアーは大好きさ。ハードなトレーニングが実を結んだよ」と笑顔でコメントを残していました。

なお、日本人選手はファーストラウンドのRound of 144で大半の選手が姿を消し、唯一このラウンドを勝ち上がった田嶋鉄兵はRound of 96でナット・ヤング、エヴァン(USA)・ゲイセルマン(USA)、ジェイ・トンプソン(AUS)に抑えられて4位敗退。
シード選手としてRound of 96から登場した大野修聖はカイ・オットン(AUS)に続く2位でラウンドアップ。次のRound of 48では序盤に7.33のハイスコアを出して主導権を握るものの、ナット・ヤング(USA)、アダム・メリング(AUS)の強烈な追い上げに負けてしまい、Round of 24行きはならず...。

同時開催のウィメンズ6スター『Hunter Ports Womens Classic』はサリー・フィッツギボンズ(AUS・写真下)がマリア・マニュエル(HAW)を相手に8.77を含むトータル16.77をスコアし、コンビネーションの圧勝!
2月に開催された『Australian Open』に続き、6スター2連勝を決めました。

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次のビッグイベントは3月20日〜25日にマーガレットリバーで開催されるプライム『Telstra Drug Aware Pro』です。
ウィメンズの6スターも併催されます。

6スター『Burton Toyota Pro』結果
1位 ウィリアン・カルドソ(BRA)
2位 フィリッペ・トレド(BRA)
3位 ゲイブ・クリング(USA)、ヒズノメ・ベッテロ(BRA)

『Surfest Newcastle』公式サイト
http://surfest.com/live_jnr.html(PC用)

photo: ASP Covered Images