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『Rip Curl Pro』2日目 開幕戦を制したあの二人の結果は?

2012-04-05 更新
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現地時間4月3日にスタートしたASPワールドツアー第2戦『Rip Curl Pro presented by Ford Ranger』
初日はオープニングを飾るのに相応しい公式3-4ftレンジのベルズでウィメンズのR1から始まり、メンズR1のH9まで進行。

ケリー・スレーター(USA)を始め、ジョエル・パーキンソン(AUS)、オーウェン・ライト(AUS)、アドリアーノ・デ・スーザ(BRA)などのトップシードが順当に勝ち上がり、R3へ。
特にオーウェンは3月末にマーガレットリバーで開催されたプライムイベントで活躍していた同じグーフィーフッターのオッキーことマーク・オキルーポ(AUS)にインスピレーションを受けてサーフボードまでチェンジし、深いボトムターンからパワフルなトップターンに繋げる鮮やかなフローを連発!
9.00を含むトータル17.37のハイエストヒートスコアをメイクして注目を集めていました。

ちなみにベルズの波はクセがあるため、フロントサイドとなるナチュラルフッターに有利とされ、グーフィーフッターで最後に優勝を決めたのは1998年のオッキー。
オーウェンが今年ベルズで表彰台の頂点に立つことがあれば、10年以上振りの快挙となります。

南西よりのグランドスウェルが強まる傾向となった翌日4日もコンテストは続行され、R2のファーストヒートではゴールドコーストでの開幕戦を制したタジ・バロウ(AUS・写真最上部)がR1のうっぷんを晴らすかのようにベルズの波で豪快なパフォーマンスを披露し、ワイルドカードのデイヴィー・キャッスル(AUS)をコンビネーションスコアに追い込んで勝利。
「楽しませてもらったよ。ラウンド2を戦うのは嫌いじゃない。その分、良い波を味わえるし、サーフボードのテストも出来るからね。昨日は今一つだったリズムに今日は乗れた感じ。次のラウンド3に進めてストークしているよ」と余裕のコメントを残していたタジ。

R3の対戦相手、ツアーのいぶし銀、カイ・オットン(AUS)をどのように料理するかも興味があります。

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ベルズの波の最大の見せ場は大きなフェイスを利用したカービング系のマニューバー。
その代表格とも言えるテイラー・ノックス(USA)はR1、R2共に波数が少ないヒートに重なってしまい、ジャッジにアピール出来ないまま姿を消すことに...。
R2では自分の子供でもおかしくない年齢、18歳のガブリエル・メディナ(BRA)に負けたものの、終了後にはガッチリと握手(写真上)をしてガブリエルを讃えていたのが印象的でした。

昨年ツアーにデビューしてすぐに2勝を上げて一躍時の人となったガブリエルでしたが、シーズン後半〜今シーズンの開幕戦はその活躍も影を潜めていました。
「テイラーはベルズでベターなサーファーだし、オレの中でも尊敬する一人。ヒートでは自分のサーフィンに集中してバックハンドでも単調にならないように心掛けていたよ。ゴールディ(開幕戦)では残念な結果に終わったけど、OKさ。ツアーにはまだ学ぶことが多く、慣らしている段階だしね。ベルズではこれまでも何回かサーフィンしたことがある。大好きな場所さ。ラウンド2を抜けてハッピー。良い結果が欲しいね」とガブリエル。

ベルズではハンデとなるグーフィーフッターのガブリエルですが、ここで学ぶことは彼のキャリアに大きな影響を及ぼすことでしょう。
R3ではツアーでも一二を争うグーフィーフッター、C.J・ホブグッド(USA)と戦います。

その他にR2を勝ち上がった主な選手はジョシュ・カー(AUS)、フレッド・パターチア(HAW)、ヤディン・ニコル(AUS)など。
ヤディンはビックターンに大きなローテーション(回転系のエアリアル)をメイクして今イベントのハイエストスコア9.87を叩き出していました。

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なお、同時開催のウィメンズもR2が終了。
タジと同じく開幕戦を制しながらもR1を取りこぼしてしまったステファニー・ギルモア(AUS)が固い試合運びで主導権を握り、ラウンドアップ!
その他にもココ・ホー(HAW)、マリア・マニュエル(HAW)、ソフィア・ムラノヴィッチ(PER・写真上)、ペイジ・ハレブ(NZL)、サラ・メイソン(NZL)がR3へ。
昨年のグランドチャンピオン、カリッサ・ムーア(HAW)はR1で圧倒的なサーフィンを見せて一足先にR3行きを決めていました。

ネクストコールは現地時間4月5日の朝7時00分(日本時間の同日6時00分)で、30分後にスタート予定。

『Rip Curl Pro』公式サイト
http://live.ripcurl.com/?bells2012(PC用)

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photo: ASP Covered Images