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『Rip Curl Pro』ウィメンズ ステフvsサリーの結果は?

2012-04-08 更新
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現地時間4月7日、ASPウィメンズワールドツアー第2戦『Rip Curl Pro presented by Ford Ranger』が終了。
前日のメンズファイナルデイに比べると波のコンディションは今一つでしたが、会場のベルズは公式4-5ftレンジとサイズは十分にあり、近年のウィメンズサーフィンの急成長振りを象徴するような見応えある戦いが繰り広げられていました。

一昔前のウィメンズのサーフィンはメンズと比べると見劣りするという現実があったものの、女王ステファニー・ギルモア(AUS)がツアーに刺激を与え、次々と現れる10代〜20代前半のヤングガン達がハードルを上昇させ、昨年、圧倒的な強さでグランドチャンピオンを獲得したカリッサ・ムーア(HAW)に関してはメンズのトリプルクラウンの出場も認められたほどでした。
更に驚くのは、彼女達の美貌。一見するとモデルと間違えてしまうような美しい選手もいて、それがあの力強いライディングをするのですから、ヴィジュアル的にはメンズ以上と言えるかも...。

話をコンテストに戻すと、これまた綺麗な二人。ステフことステファニー・ギルモア(AUS)とサリー・フィッツギボンズ(AUS)がファイナルの切符を手に入れ、クロスゲームを展開。波数が少ない中、後半に7.33をスコアしたサリー(写真下)が僅か0.43差で優勝を決めました!

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「興奮しているわ。ファイナルは波数が少なくなって、まるでベルズが眠っているみたいだった。厳しかったわね。最後は僅差での勝負で、ステフ(ステファニー)は簡単に逆転出来る場面だったから、ドキドキしていたの。最後に彼女が選んだ波は小さ過ぎると思った。その後もセットは入らなかったわ。2年連続でベルズを制するなんて夢みたい!」と優勝の喜びを語っていたサリー。

昨年、カリッサとのファイナルを制して優勝したサリーはベルズ2連勝。ラストランの波から表彰台まで笑顔が止まらず、ライブ中継を通してでも、ハッピーな気持ちが十分に伝わってきました。
開幕戦3位、そして第2戦は優勝とまずまずのスタートを切った2012年シーズン。
2年連続トータル2位のキャリアを持つサリーの目標は、もちろんグランドチャンピオンでしょう。

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(ステファニー・ギルモア)

昨年の不調から見事に復活したステフ。開幕戦に引き続き、最高のサーフィンをファン達に披露してくれ、優勝こそ逃したものの、カレントリーダーの座をキープしています。

インタビューでは、「調子は上々だけど、簡単に勝てるとは思っていなかったわ。最後もサーフィン自体は良かったし、スコアも重ねることが出来た。でも、サリーの方が強かったみたいね。ファイナルは良い勝負だった。サリーのサーフィンは優勝に値するし、ウィメンズに大きな影響力を与えていると思う。彼女におめでとうと言いたいわね」とファイナルを振り返っていました。

なお、メンズの第3戦は5月9日〜20日のブラジル戦ですが、ウィメンズは4月11日〜15日に第3戦『TSB Bank NZ Surf Festival featuring the Dow AgroSciences Pro』がニュージーランド・タラナキで行なわれ、4月18日〜23日の第4戦『Commonwealth Bank Beachley Classic』、5月9日〜13日の第5戦『Billabong Rio Pro』とハードなロードになります。

ASPウィメンズワールドツアー第2戦
『Rip Curl Pro』結果
1位 サリー・フィッツギボンズ(AUS)
2位 ステファニー・ギルモア(AUS)
3位 タイラー・ライト(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)

2012年ASPウィメンズワールドツアー
『Rip Curl Pro』終了後のランキング
1位 ステファニー・ギルモア(AUS) 18,000pt
2位 サリー・フィッツギボンズ(AUS) 16,500pt
3位 タイラー・ライト(AUS) 13,000pt

『Rip Curl Pro』公式サイト
http://live.ripcurl.com/?bells2012(PC用)

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photo: ASP Covered Images