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「チマジャトリップ2012年春②」

2012-05-11 更新
ジャカルタの空港に着き、「Visa On Arriva(到着ビザ)」を15ドルで取得した後、イミグレーションに並ぶ。
しかし、かなりのんびりペースで、飛行機を降りてから外に出るまで1時間は掛かった...。

外に出るとムワっとしたアジアの熱気が体を包み込む。

一年ぶりにガイドのAgusが、いつものちょっと控えめな笑顔で迎えてくれた。
今回のトリップ。Agusがいなければ、別の場所に行っていたかもしれない。
日本にいる時も月に一回は子供と奥さんを気遣い、「HannaChan, NinaChan Okusan Genki? Surfing Shiteru?」といった感じで僕にメールをくれる。
更に僕の子供に貝殻を沢山ビンに詰めてプレゼントしてくれたりと、僕の心をくすぐるなかなかのNiceGuyなのだ。

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飛行機の中で読書や映画を見過ぎたせいか、チマジャへ向かう道中はAgusに申し訳ないと思いつつも、すぐに寝てしまった。
一泊だけ予約しておいた「Desa Resort」に到着したのは午前2時頃。ジャカルタの空港はコンクリート熱があったので蒸し暑かったが、そこから4時間車で走ったチマジャは、緑が多くて夜はとても涼しい。

歯を磨くとヒンヤリとした部屋でそのままシーツに包まり、朝までぐっすり寝てしまった。
翌朝6時に起床して、波チェックもせずに着替えてポイントに向かう。

波は肩前後。無風で良い波がブレイクしている!
しかも、ラインナップにサーファーが一人だけ...。

少しドキドキしながらも、海に飛び込み半年ぶりのパドリング。なんだかグラグラするし、ラインナップに着いた頃にはすでに少し辛かった。
テイクオフ1本目。スープと共に直線ライダー。2本目はなんとか横に進めた。3本目はパーリングといった感じのラウンドだった...。

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1ラウンド後、今回は気分を替えて別の宿に泊まってみようと思っていたので、近所のホテルをチェックしに出掛けた。
以前に来た時に気になっていた「Cimaja Square」というホテルで部屋を見せてもらった。
受付からスタッフの後を付いて田んぼのあぜ道を300mほど歩くと、ワラブキのコテージが4つほど見えてくる。
部屋はキレイだし、田んぼに囲まれていて緑がとっても美しかった。値段も安かったので、こちらに引っ越すことにした。

ついでにバイクも帰りまでの日数分レンタルした。今度の部屋からチマジャのポイントまでバイクで行けば約3分。
但し、幅が70cm程しかないあぜ道。おまけに所々、90°の角度で折り曲がっているから、バイクが田んぼに落ちないように慣れるまでは必至でバランスを取らなければならなかった...。

朝のサーフィンの後、体力と気力が戻らなかったので、バイクで約20分の場所にある温泉に向かった。
浸かる温泉とは違い、川の淵から噴水のように噴き上った温泉が豪雨のように落ちてくるのを浴びるのがチマジャ流温泉だ。

大自然の中、「ゴゴッー」という大きな吹き出しの音と暖かい温泉に打たれていると、自分の世界にハマってしまう。
気が付くと1時間近くも浴びていた。
外はすっかり陽が落ちている...。

翌朝、昨日よりは若干波に乗るペースが掴めたような気もするが、ラインナップに5人もサーファーが入っていると沖から波を追いかけてくるサーファー達に気後れして上手く波に乗ることができない。

男45歳、焦らずパドリングだけは沢山しておくように心掛けた。

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リハビリのために訪れたチマジャの海でまだスイッチが入ってない様子のハルさん。
次回は持ち前のポジティブ精神で良い方向に向かうことが出来るのか?

次回の「One Earth」をお楽しみに!

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