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「チマジャトリップ2012年春③」

2012-05-24 更新
チマジャについて3日目。
土曜ということもあって、ジャカルタから来た日本人サーファーやインドネシア人達でラインナップは賑やかだ。

日本企業からの海外赴任でジャカルタには大勢の日本人が住んでいるようで、当然その中にはサーフィン好きの人もいる。
彼らは土曜、日曜とチマジャやサワルナなどで週末のサーフィンを楽しみ、日曜の夕方のサーフィンを終えるとジャカルタへ帰っていくのだ...。

他にもジャカルタローカルの富裕層のサーファー達は運転手付きの車に乗り、数種類のサーフボードを持って海にやってくる。女の子のサーファーもいた。
僕ら東京人が週一の波乗りを楽しみに千葉に出掛けるような感じだろう。
平日になればまた海が空くだろうと思って、僕はあまり海には入らなかった。

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5日目。
波はサイズを少し落としたが、それでも頭前後の波がブレイクしている。
空いたラインナップで少しずつサーフィンの感覚が戻って来たのを実感してちょっと安心した。

海から上がろうとした時、一人のサーファーがバドルアウトしてきた。少しワイルドな感じで、他のローカルと顔つきが違うなぁと思っていたら、傍にいたAgusが「あれはDedeだよ!」と僕に紹介してくれた。

チマジャ出身のコンペティターDede Suryanaだった。
取材で行ったパナイタン島で強烈な波を当てて、バリに帰る途中に寄ったらしい。スピードをつけたロケットのようなエアーはゆうに人の背丈くらいの高さを飛んでいる。

僕はしばらく岸から見入ってしまった...。

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今回のチマジャの波は、朝がハイタイドで頭以下の波はブレイクしにくいが、セットが入ってくるとチューブを巻く。
ポジションが読めないとテイクオフ出来ないものの、良い波をキャッチすれば面の固いウォールとチューブ。
お昼頃からサイドの風が強まり、次第に面も悪くなるが、夕方のサンセットタイムは少し風が落ちて潮も引いて波数が多くなるというパターンだった。

ロータイドの時は波があまり掘れないので、テイクオフも容易だし、アクションを入れやすい。
僕の方は体も慣れて朝、夕と毎日2時間ずつサーフィン出来るようになっていった。

やはり自分の中で上手に乗れたと思えるライドがあるとサーフィンは楽しい。

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チマジャのナイトライフはバリとは全く違う。
僕の泊まっていたゲストハウスに隣接しているレストランやバーは夜9時には閉店してしまうし、チマジャは大体そんな感じだ。

チマジャからタウン方面に向かってバイクで走ると海岸線沿いに海鮮レストランがずらりと並んでいる。
Agusと一緒に数日にわたって数件のレストランで食べてみた。
大体どこのお店もメニューは一緒で、価格も安い。
ナシゴレン(炒飯)、ミゴレン(焼きそば)、焼き魚、イカフライとアジアらしいメニューで僕ら日本人にはとても食べやすい。
辛いのが苦手な人でもOKだが、メニューは炒め物が多いので、お腹の弱い人は注意。

僕も帰国後1週間はお腹の調子が悪かった...。

レストランの裏には人気のない怪しい雰囲気のクラブが数件と普通のカラオケもある。
ローカル達とカラオケに行ってみたが、日本語の曲は無く、ビンタンビールを片手に聞きに回っていた。
夜は早く寝るか、読書をするほうが良さそうだ。
僕は成田で買った「指さしインドネシア会話」を暇さえあればめくっていた...。

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今回の「One Earth」はここまで!
次回はどんな展開が待っているのでしょうか?

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