ブラジルのプライムは奇抜なウェットのあの男が制した！

現地時間5月27日、ブラジル・リオデジャネイロから100Km北上したSaquaremaにあるレフトのポイントブレイク「Itauna」で開催されていた『Coca-Cola apresenta Quiksilver Saquarema Prime』が終了。

今イベントはポイント＆賞金が高いプライムに加えてASPワールドツアー第3戦『Billabong Rio Pro』終了後すぐに行なわれたため、トップ34の選手も多数参加。
期間中はグッドスウェルにも恵まれ、ファイナルデイは3-5ftレンジのグッドコンディション！

オージーのグーフィーフッター、ウィルコことマット・ウィルキンソン＆カイ・オットンがファイナルで対決し、ウィルコが9.50を含むトータル18.43のハイエストヒートスコアでカイをコンビネーションに追い込んで圧勝！
SFで9.83のハイエストスコアを手にしたウィルコは今イベントのベストスコアのトップ5も独占し、圧倒的な強さを見せていました。
「ブラジルでの激しい戦いを制して、ストークしているよ。感情が高ぶって泣きそう．．．。セミとファイナルは満足出来る結果だったし、成し遂げた達成感に加えて何より楽しかった。サーフボードも最高だったね。今はこの場所が世界で一番好きって言えるかも(笑)」と2010年のコールドウォータークラシック以来、久々の優勝に興奮を抑え切れない様子だったウィルコ。



今シーズンのワールドツアーでは13位止まりで現在トータル23位。2010年にツアーの仲間入りをしてから目立った結果も残していませんが、他の選手とは一線を画したファッションやスタイルにファンも多いウィルコ。
イベント毎に奇抜な柄のウェットスーツで登場する姿はASPの名物にもなりつつあります。
今回はライムグリーンベースにクエスチョンマークの柄が青い空と海に栄えてウィルコのトリッキーなライディングとの相性もバッチリでした。

「ブラジルで良い結果を残したのは初めてさ。イベント中は凄い良い波が続いたし、好きなマニューバーもやりたい放題だった。オレが最後に優勝したのは2年前のサンタクルーズ。あれ以来、表彰台にも昇ってなかったから、今は最高の気分だよ。ポケットに入った40,000ドルの賞金で友人達とパーティーだね」とウィルコは最後に話していました。



昨年の同イベントではローカルのラオニ・モンテイロを相手に借り物のボードで勝利を手にしたカイ(写真上)でしたが、今年はウィルコの勢いに抑えられた形で優勝を逃してしまいました。

ファイナル終了後のインタビューでは、「最後は悪いことが重なってしまったみたい．．．。波の選択も悪かったし、ファーストターンを上手くメイクすることが出来なかった。それにマティ(ウィルキンソン)の調子が良過ぎたんだ。今回は素直に彼の勝利を称えるよ。当然の結果さ。最高の波でサーフィンが出来て結果的にもハッピー。来年もここに戻って今度は優勝したいね」とコメントを残していました。

次のASPビッグイベントは5月30日からスタートするウィメンズ6スター『Swatch Girls Pro France』
6月3日〜15日はフィジーでワールドツアー第4戦『Volcom Fiji Pro』が開催されます。

プライム
『Coca-Cola apresenta Quiksilver Saquarema Prime』結果
1位 マット・ウィルキンソン(AUS)
2位 カイ・オットン(AUS)
3位 コロヘ・アンディーノ(USA)、キアヌ・アシング(HAW)

『Coca-Cola apresenta Quiksilver Saquarema Prime』公式サイト
http://www.ziulscores.com.edgesuite.net/aspsth/saquarema12/(PC用)

photo: ASP Covered Images

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