『Volcom Fiji Pro』QFまで進行!
2012-06-10 更新

パーフェクト10続出の「Restaurants」での素晴らしいショーから一夜明け、ASPワールドツアー第4戦『Volcom Fiji Pro』は公式4-6ftレンジの「Cloudbreak」に舞台を戻し、現地時間6月10日に再開。
R5からのスタートだったため、順調にヒートが進行すればファイナルまで終了する予定でしたが、残念ながら島特有の不安定な風がネックに...。
QFのH2を終了した時点で運営側と選手達で話し合いをした結果、翌日以降に持ち越すことが決定しました。
R5ではミック・ファニング(AUS)、タジ・バロウ(AUS)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、C.J・ホブグッド(USA・写真上)が勝ち上がり、QFへ。
QFのH1では前日の「Restaurants」で面白いようにバレルをメイクして10ポイントライドまで披露したジョン・ジョン・フローレンス(HAW)がミックと対決。
さすがのジョン・ジョンも風でトリッキーなコンディションに変化した「Cloudbreak」には手こずってしまい、ロースコア止まり...。
一方のミックはベテランの威厳を保つように8.67を含むトータル16.60でジョン・ジョンをコンビネーションスコアに追い込んでSF進出を決めました。
「オレにとっては良い日になったね。ダミアンとジョン・ジョン、この二人はここで最も強い奴らだぜ。彼らを倒したことで最終決着に向けて大きな自信がついたよ」とミック。
2006年に今イベントを制したダミアンは、双子のC.Jと共にタヒチを含む南太平洋レッグを得意としています。
選手達を一番近くで見ているカメラマン達も、「この二人の写真は腐るほどある」と冗談を言うほどで、一番当たりたくない選手でもあります。
更にジョン・ジョン。御存知の通り、R1から驚異的なサーフィンを続けて優勝さえ十分に可能な勢いでした。
まだC.Jやケリーが残っていますが、ミックとしてはファイナル前に大きな壁を乗り越えたと考えているでしょう。

QFのH2ではガブリエル・メディナ(BRA)がタジ(写真上)を僅差で抑えて今シーズン初のSFへ。
「風は強いけど、まだまだ良い波はあるよ。今年はベストなスタートとは言い難い。だから、ここでセミファイナルに残れて本当にハッピーだよ。フィジーの波は大好きさ。最後まで良いサーフィンをしたいね」と笑顔でコメントを残したガブリエル。
R2ではパーフェクト10まで手にいれ、今日のようなコンディションでもバレルにカービングと臨機応変に対応してポイントを重ねる強さを持っているガブリエル。
SFではミックと対戦します。
ネクストコールは現地時間11日の朝6時30分(日本時間の同日早朝3時30分)で、2時間後に再開される予定。
オープニングヒートはQFのH3、ケリー vs ジュリアンのカードです。
『Volcom Fiji Pro』公式サイト
http://volcomfijipro.com/(PC用)
『F+ SURF』では、独自のコンテストレポートや、日本語字幕付きASPオフィシャル動画が見れます。
(BCMスマフォ会員は無料)
photo: ASP Covered Images
⇒「コンテストリポート」一覧へ

