非会員上部PR枠用
 

6スター『Billabong Pro』終了!大野修聖、辻裕次郎の結果は?

2012-07-14 更新
20120714ad


7月上旬に行なわれたプライム『Mr Price Pro Ballito』に続き、南アフリカで6スター『Billabong Pro』が7月10日〜15日に開催。
会場はナチュラルフッターなら誰もが夢見る理想の波「J-Bay」で、ワールドツアーから格下げされたとはいえ、プライムからの流れで多くのトップ34のメンバーがエントリー。

ファイナルデイは公式3-4ftレンジまでサイズダウンしたものの、前日まではクラシックな「J-Bay」が姿を現し、パーフェクト10が5つ。8〜9ポイント台に関しては数え切れないほど量産され、クオリティの高さを示していました。

2010年、2011年と今イベントを制したジョーディ・スミス(ZAF)はRound of 16でジョアン・ドゥルー(FRA)に敗退。
このラウンドではジョン・ジョン・フローレンス(HAW)も南アフリカのローカルに敗れる番狂わせが起こり、ブブゼラ片手のギャラリー達も悪天候の中、大声援でイベントを盛り上げていました。

ジョーディを抑えたジョアンは、パワフルなバックハンドリップを武器にQFではパトリック・グダスカス(USA)、SFではアリッツ・アランブルー(EUK)を共に大差で下し、ファイナルへ。
もう一人のファイナリストはQFでミッチ・コルボーン(AUS)、SFでエゼキエル・ラウ(HAW)を敗ったアドリアーノ・デ・スーザ(BRA)

20120714j


ファイナルは序盤にアドリアーノが深いボトムターンからファーストリップ、バリエーション豊かな演技で7.67をスコアしますが、ジョアン(写真上)はビッグフローターを軸にそれを上回る9.27を返し、主導権を握ります。
後半、アドリアーノはインサイドのリーフでフィンを折ってしまい、ボードチェンジを余儀なくされます。
ジョアンはプライオリティも持っており、有利な展開でしたが、アドリアーノ(写真下)はラスト数分でセットをキャッチ。
美しいターンを刻み続け、8.33をスコア。土壇場で逆転に成功し、2012年『Billabong Pro』の頂点に立ったのです!

20120714ad2
20120714ad3


「南アフリカ、そしてジェフリーズベイには長い間通っている。いつもこのイベントでは誰かが勝つのを羨んでいたけど、やっとオレの番が回ってきたね。とても嬉しいし、この優勝は一生忘れないさ。オレにとって’J-Bay’は特別な場所。来年もここに来ることを楽しみにしているよ」と「J-Bay」で初めて手にした勝利の喜びを語っていたアドリアーノ。

ブラジリアンの中で最もワールドタイトルに近いと言われているアドリアーノは、開幕戦の2位を始め、9位、2戦続けて5位とコンスタントな成績を残し、現在トータル4位。
ミック・ファニング(AUS)、ケリー・スレーター(USA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)のトップ3を倒すべくチャンスをうかがっています。

167センチ、65キロの小柄な身体を感じさせないパワフルなライディングにブラジリアンらしい勝利への闘志で残りのシーズンもファン達を楽しませてくれることでしょう。

20120714he


なお、Round of 144で10ポイントを含む19.27のハイエストヒートスコアを叩き出したネイザン・ヘッジ(AUS・写真上)には時計メーカーのニクソンが用意した10,000USドル相当のスペシャルウォッチが贈呈。
インタビューでは2010年にこの世を去ったAIことアンディ・アイアンズ(HAW)とのエピソードを持ち出し、「信じられない賞品を貰っちゃったね。数年前、AIとのファイナルで彼が勝利に必要だった10ポイントを出してオレを負かしたことがあったんだ。多分、今年はAIがオレにその10ポイントを返してくれたんじゃないかな」と話していました。

今イベントにエントリーしていた二人の日本人、大野修聖、辻裕次郎の結果ですが、辻裕次郎はRound of 144で敗退。
大野修聖はシード選手としてRound of 96から登場。アレホ・ムニーツ(BRA)などを抑えて1位通過を果たし、続く次のRound of 48でも親友のターナー・グダスカス(USA)と共にラウンドアップ。
しかし、ミッチ・コールボーン(AUS)、ネイザン・ヨーマンズ(USA)などと戦った次のRound of 24で敗退してしまい、17位でフィニッシュしています。

20120714jbay


6スター『Billabong Pro』結果
1位 アドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
2位 ジョアン・ドゥルー(FRA)
3位 エゼキエル・ラウ(HAW)、アリッツ・アランブルー(EUK)

『Billabong Pro』公式サイト
http://www.billabongpro.com/jbay12(PC用)

『F+ SURF』では、独自のコンテストレポートや、日本語字幕付きASPオフィシャル動画が見れます。
(BCMスマフォ会員は無料)

photo: ASP Covered Images

「コンテストリポート」一覧へ