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今シーズン最大の国内イベント『BILLABONG PRO TAHARA』を制したのは?

2012-07-29 更新
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世界中がオリンピックムード一色の中、愛知県田原市、通称「伊良湖」では今シーズン国内最大のサーフィンイベント、4スター『BILLABONG PRO TAHARA presented by XPERIA Sony Smartphone』が7月25日にスタートし、29日に全ての日程が終了!

会場のロコビーチのコンディションは前日と大きな変化が無く、公式2-3ft。
インサイドで掘れてくる波質が特徴で、ショートライド中心。クリティカルポジションでのエアリアルにスコアが出やすく、外国人選手の強さが際立っていました。

QFではオニーことハイリル・アンワー(IND)が一本の波で2回のエアリアル360をメイクしてハイエストスコアを自ら更新する9.17。トータル15.90で田嶋鉄兵をノックアウト。
その他、大野修聖、エゼキエル・ラウ(HAW)、トーマス・ウッズ(AUS)がSF進出を決めました。

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SFでもオニー(写真上)の勢いは止まらず、一本目で8.50、中盤には8.00を重ね、大野修聖をコンビネーションスコアに追い込んで圧勝。
この時点で日本人選手は全て敗退...。
SFのH2、エゼキエル・ラウ(HAW) vs トーマス・ウッズ(AUS)のカードはエゼキエルが序盤から猛チャージを仕掛け、6.00に3.60を重ねて主導権を握ります。
中盤にはトーマスが5ポイント台を2本続けて叩き出し、逆転に成功しますが、終了間際に6.07をスコアしたエゼキエルがトップに立ってファイナルへ。

ファイナルでもエゼキエルは前半から攻めて7.83をスコア。オニーも6.00を返すものの、エゼキエルが6.67のバックアップスコアを手に入れてトータル14.50でリード。
波数が少なくなった中盤〜後半、オニーの必死の追い上げもスコアは伸びず、エゼキエル(写真最上部・下)が逃げ切る形で優勝!
優勝賞金15,000USドルと1000ptを手中に収め、5日間に及んだイベントがフィニッシュしました。

エゼキエルは表彰台でのインタビューで、「最高のイベントだったね。ビラボンを始め、このイベントに携わった人達に感謝したい。日本には小さい頃に一度だけ来たことがあるんだ。ここに戻ってきて良かったよ」と話していました。

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なお、今イベントにはワールドツアーのヘッドジャッジ、リッチー・ポータが来日し、技数中心ではなく、あくまでも一つのマニューバーのクオリティの高さがスコアに直結していました。
トップ10スコアを振り返ると、8.00をスコアした深川達哉以外は全て外国人選手。
同じエアリアルでも日本人選手と外国人選手ではスコアの差が大きく、それが勝負の決め手になったと言えます。

ちなみにファイナルを戦ったオニーとエゼキエルは共に18歳。
エゼキエルの方は昨年のサンセットビーチで開催された『HIC PRO』を17歳で制し、いかついルックスも手伝ってメディアの注目を集めていました。
ワールドランキングでは100位以内にも入っていないエゼキエルですが、ノースショアのビッグウェーブから日本の小波まで勝てる実力を持っており、今後は更に活躍する姿を見せてくれそうです。


『BILLABONG PRO TAHARA』結果
1位 エゼキエル・ラウ(HAW)
2位 ハイリル・アンワー(IND)
3位 大野修聖、トーマス・ウッズ(AUS)
5位 林健太、田嶋鉄兵、ダレン・ターナー、大橋海人

『BILLABONG PRO TAHARA』公式サイト
http://www.billabongpro.com/tahara12/(PC用)


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photo: ASP Covered Images