「南スマトラ2012年夏①」
2012-09-02 更新
南スマトラへ。
飛行機代が安くて、通年暖かく、波が当たり、なおかつ楽しみを分かち合える仲間がいるところ。
ここ数年は特にインドネシアを気に入っている。今回はインドネシア以外の国にも行こうと思っていたのだが、結局またこの国を選んでしまった...。
インドネシアに波乗りに出掛けると、いつも自分の体力の無さや技術の未熟さを思い知らされる。
今回は渡航2か月前からジョギング、ストレッチ。そして、通勤は自転車で。ジョギングもストレッチも4日間以上続けられたのは生まれて初めて。
45歳を超えてからでも体が少し引き締まったような気がした。
今回、旅を供にするのは遠藤という男だ。
僕が30歳を過ぎて長い旅に出る時。スリランカで「A-frame surf shop」を始めた時。例え周りがネガティブでも、いつも一番に応援してくれる最高の仲間だ。
最近はなかなかトリップに出掛けられていなかったが、今回は身辺の調整がついたようだ。
そして、もう一人はウェストジャワのチマジャに住むローカルのAgus。
ここ4年ほどの付き合いだが、すっかり気が合う仲間となった。数か月前にメールで今回のサーフトリップに誘うと、すぐにOKの返信があった。彼とはジャカルタで待ち合わせることにした。
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僕らが出発したお盆休みが終わった週末。成田は沢山の人でごったがえしていた。
今回もいつものようにチャイナエアラインを使ったのだが、同日にジャカルタに行けるチケットが手に入らなかったので、台北に1泊。翌朝の便でジャカルタへ向かった。
到着したその日。イスラム教徒の多いインドネシアの首都ジャカルタはラマダン(断食)最終日。ほとんどの店が開いておらず、部屋でおとなしく過ごした。
翌朝、Agusと合流してジャカルタの空港から飛行機に乗り、南スマトラのランプンへ。
この日は断食などの制約から解放され、普通の生活に戻ったラマダン明け。イスラム教徒がお祭りのごとく祝っていたので、道路は大パニックだった...。
その影響で目的地のKrui(クルイ)まで普段だと5時間で着くはずが、8時間も掛かってしまった。日本を出発して3日目の夜にようやく到着したことになる。
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2年前に来て、すっかり気に入ってしまった今回の目的地。このエリアにはカランニンバー、ウェイジャンプー、マンディリ、ジェニーズ、ジミーズと沢山のサーフスポットがある。
僕らのロスメン(安宿・写真下)の目の前にもクルイレフトというファンブレイクがある。
泊まった宿は「Sunset Beach Losmen」という名のローカルが経営している安宿で、1人1泊15USDで3食付。
部屋はキレイとは言えないが、居心地は良く、働くスタッフたちも明るくて文句の付けどころがない。
翌朝、目を覚ますと部屋の前のレフトは腹位と小さいが、キレイに波がピールしている。
ラマダンで海に入ることが出来なかったAgusは我慢出来ずにさっさと着替えを済ますと海に飛び込んでいった...。
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今回の「One Earth」はここまで!
次回からは、いよいよ本格的な波との出会いが始まります。
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