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「南スマトラ2012年夏②」

2012-09-08 更新
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波は小さいけど、無人の波がほぼパーフェクトにブレイクするクルイレフトはまさにプレイグラウンドだ!
サイズが小さいので、テイクオフする時に浅いコーラルが透けるように見えるのが少々怖い。ワイプアウトすればサンゴでの擦り傷が待っている。

ローカルはこれを「お土産タトゥー」と呼ぶ。

波待ちをしていると、大きな青ブダイの群れや、ウミガメが泳いでいるのが見える。
たまに胸サイズの波が入ると100m程のライディングが出来て最高!
セットを中心にAgus、友人の遠藤、僕の順でテイクオフを繰り返す。

約1時間楽しんだ後、もう少しサイズのある波を求めて別のポイントへ移動することにしたが、ラマダン(断食)明けでバイクをレンタルしようにも、クルイの町中のバイクがすべて出払っていた...。

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そこで、少し出費が増えるが、ドライバー付レンタカーの手配をしてクルイの町から40kmほど西へ走らせ、Jenny’sというライトのポイントに向かった。

波は肩〜頭サイズ。ブレイクは完璧とは言えないが、ここもラインナップには一人もサーファーがいなかったので、早速3人で海に入ることにした。
このポイントはリーフの上を100m程歩いてからのエントリーになる。サウススマトラ周辺はこのようなポイントが大半なので、安全のためにリーフブーツを履いたほうが無難。

Agusだけは、どこのポイントでも裸足だったが...。

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Jenny’sでは、波を選ぶと掘れたテイクオフから少しリップの厚い波が楽しめる。もう少しサイズがあればチューブを巻く波だ。
良い波に乗れると70m位のライドが可能だが、インサイドで必ずクローズアウトするので、その前にプルアウトする必要がある。

グーフィーのAgusはバックサイドで深いボトムターンから垂直リップを2回、3回とその度にスプレーが高く舞い上がる。
この旅、サーフィンに関してはAgusを先生と思い、教えてもらおうと決めた。

遠藤も久しぶりの暖かい南国の気候でサーフィンが出来る喜びをひたすら噛み締めているように見えた。

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海から上がると先に上がっていたAgusが巻貝を20個ほど拾っていた。それは丁度サザエの半分位の大きさで、どう見ても美味しそう。

夕方宿に戻り、料理担当のお姉さんに頼んで料理してもらうことに。ビンタンビールを飲みながら、3人で宴を楽しんだ。

この宿には僕ら以外に10人位のポルトガルとスペインからのボディーボーダー達が滞在していた。
話を聞くとクルイレフトのそばにThe Peakというポイントがあり、毎日楽しんでいるようだった。

この日のコンディションはテイクオフ直後に腹サイズのチューブを抜け、すぐにプルアウトという波。
5人以上入るとポイントパニックを起こすそうだ。
ここもまたボトムが浅いようで、ほとんどのメンバーが膝から下が擦り傷だらけだった...。

夜はAgus先生からテクニックの講義を受けたり、インドネシア語の本を片手にクダラナイ会話でインドネシア語の勉強をしたりするのがここでの過ごし方。
南スマトラはインドネシアの中でも特にイスラムの戒律が厳しい地域でバーやクラブといった娯楽はほとんどないのだ...。

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到着の翌日からアクティブに行動していたハルさん一行。
夜の娯楽が無いとなれば、昼間のサーフィンに全力を注ぐのは自然の流れと言えるでしょう。

まだまだ続く南スマトラトリップのストーリー。
次回は更に違うブレイクを追い求めて行きます。

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