【現地コラム】岩手県・浪板⑮
2012-09-15 更新
東北地方を中心に、各地に大きな爪あとを残した「東日本大震災」。現在もなお懸命な復興活動が続いていますが、現地コラムとして各地の現状などを定期的にお届けします。
岩手県・浪板
第15回 再開
膝~腰でもブレイクするようになったので、初心者の皆さんも練習できるようになりました。
前のような広い砂浜までは程遠いものの、小さい砂浜が出現しただけでも嬉しく思います。
一時はもうサーフィンが出来なくなるのではないかと思うほどの被害でしたが、自然は少しづつ砂を運んできてくれています。
全国の皆さんと仲間達の温かい言葉と支援で、仮設店舗の営業再開まで辿り着きました。
海岸清掃を定期的に行い、早く綺麗な海を取り戻したい!!というみんなの気持ちも一つになり、一歩づつ前に進んでいます。
ここまでこれたのは、本当に皆さんのお陰です。<(_ _)>
仮設店舗は2年契約の為、来年の12月までの予定になっていますが、K-SURF浪板店があった大槌町のこの先の方針は、ほとんど決まっておらず・・・
仮設店舗を出た後の事を考えると、まだまだ不安は残ります。。。
でも、波情報サイトの浪板海岸復活!!により、サーフィンを自粛していた内陸のサーファーなども戻ってきてくれて、やはり私達にとってサーファーが海に戻ってきてくれるのは、本当に嬉しいことです。
これから秋冬にかけて、台風シーズンと真冬の北東うねりと良い波がたつシーズンに突入します。
波情報をチェックしながら、サーファーとしてのモラルを守り、良い波にたくさん乗ってください!!
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岩手県上閉伊郡大槌町
K-SURF
杉本浩
これまで岩手・浪板コラムをお読み頂きありがとうございました。
今後、浪板海岸でサーフィンされる際のご注意点やマナーの呼びかけなどは、波情報ページ内でお伝えさせて頂きます。
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