JPSAショートボード最終戦終了&グランドチャンピオン決定!
2012-09-16 更新

2012年のJPSAショートボード最終戦となる第6戦『ムラサキプロ 鴨川 supported by 海童』が千葉・鴨川マルキで開催され、9月16日に終了!
初日の13日はプロトライアルが行なわれ、コンディションはムネ〜カタ位で早い時間帯はオフショア。綺麗に整ったレフトが舞台となり、大江良太、大森海夏人、川畑友吾、児玉椋、斎藤昇吾、関口真央、金尾玲生、下田康成、島崎貴裕、西山直登。
女子は寺村文子、久保田さやか、田中愛子、百合草綾、田部井加菜子、福田まゆみ、梶川季恵、新谷千尋、岡本愛菜、砂川真里子。
合計20名が翌日のメインラウンドへ進出しました。

2日目はサイズダウン傾向の中、メインラウンドがスタート。
この日もレフトが形良く、R1からR2。女子はR1の全てのスケジュールを消化。
前戦の大洗で今シーズン2勝目を決めて最終戦の結果次第ではカレントリーダーの林健太を逆転出来る可能性を持つ大橋海人(写真上)はR1から他の選手と違う水準のライディングを披露。綺麗なエアーリバースを連発し、8.00を含むトータル15.75で余裕のラウンドアップ!
R2でも好調さをキープして1位通過でR3進出。
他にも大洗で大橋海人とファイナルを戦った仲村拓久未、新島で初優勝を上げた和光大などが順当にラウンドアップ。
女子はタイトル争いをしている谷口絵里菜、庵原美穂、野呂玲花に注目が集まりますが、庵原美穂、谷口絵里菜はシード選手のため、野呂玲花のみR1に登場。
まずはトータル10.00を揃えて順調にR2へ。
プロトライアルから勝ち上がってきたメンバーの中では、大森海夏人、川畑友吾、児玉椋。
女子は寺村文子、梶川季恵、岡本愛菜。
合計6名が次にコマを進め、プロ資格ゲットとなるR4進出を狙います。

台風16号が沖縄付近で猛威をふるう中、コンテスト3日目の15日もウネリは入らず、コシ〜ハラ位のスモールコンディション。
左側からのレフトを中心にしてヒートが進行し、R3では大橋海人を始め、河村海沙、和光大、ジェイソン・シバタ、ダレン・ターナー、小嶋海生、加藤周平が1位通過でトップシードの待つR4へ。
プロトライアル組では川畑友吾がラウンドアップを決めてプロ合格が確定!他にもスポンサーシードの笹子夏輝もR4進出を決めてプロ資格を得ていました。
R4にはカレントリーダーの林健太が登場し、トータル11.60で1位通過。大橋海人も後を追い、トータル13.85でR5進出。他にも地元の渡辺将人、小川直久(写真上)を始め、椎葉順、田中樹、中村昭太、高梨直人が1位通過。
鴨川を代表するプロサーファー、関谷利博は今イベントを最後に現役引退を宣言していましたが、惜しくもR4で敗退...。
女子はカレントリーダーの谷口絵里菜がR3でまさかの敗退。
庵原美穂(写真下)、野呂玲花は共に1位通過でR5へ。両者共にR5で敗退すると谷口絵里菜のタイトルが確定する計算。

16日の最終日は台風16号からのウネリがヒット!
朝から頭前後の十分なサイズがあり、最後を飾るのにふさわしいコンディションとなりました。
R5のH1では小川直久がローカルナレッジを活かし、8ポイント台を2本まとめて加藤嵐と共にQFへ。
続くH2に登場した林健太は全く良い所が無く、4位敗退。仲村拓久未、中村昭太がラウンドアップという形に...。
今イベントで優勝すればグランドチャンピオンを手にすることが出来る大橋海人は、ここに来てもライディングはぶれず、またしても1位通過。
大橋海人はQF、SFもハイスコアを出して好調さをキープしながらファイナルへ。
もう一人のファイナリストはR4から全て1位通過と素晴らしいライディングを連発していた田中樹。
両者共に7ポイント台をベースとした接戦でしたが、ラストの波で5.50のバックアップスコアを叩き出した田中樹(写真最上部)がトータル12.95 vs 12.25で逆転優勝!

大橋海人が2位になったため、ポイント差から林健太(写真上)の2度目のグランドチャンピオンが決定しました!
女子は庵原美穂、野呂玲花がSFで直接対決。庵原美穂が7.00を含むトータル13.00で勝ち上がり、この時点でグランドチャンピオンも確定。
更にファイナルでは宮坂桃子とのクロスゲームを制して優勝!
鴨川の海岸の目の前にある亀田メディカルセンターで看護師を務めながらプロサーファーをしている庵原美穂。
沢山の仲間に囲まれての優勝、そして2年連続グランドチャンピオンと最高のフィニッシュとなった最終戦でした。
今シーズンのJPSAショートボードを振り返ってみると男子、女子共に10代の選手の活躍が目立っていました。
特に男子はエアリアルだけでは無く、勝てる選手はレールワークもしっかりしており、波のサイズがあった大洗、鴨川で刻んでいたラインは世界を意識させる美しさだったと言えるでしょう。
10代の選手はASPジュニアでのビッグイベントが10月に控えています。
今度は世界の舞台での活躍も期待しましょう!
JPSAショートボード第6戦
『ムラサキプロ 鴨川 supported by 海童』結果
1位 田中樹
2位 大橋海人
3位 中村昭太、仲村拓久未
女子
1位 庵原美穂
2位 宮坂桃子
3位 野呂玲花、水野亜彩子
2012年JPSAショートボード
■グランドチャンピオン
林健太
庵原美穂
■ルーキー・オブザ・イヤー
仲村拓久未
野呂玲花
JPSA公式サイト
http://www.jpsa.com/(PC用)
USTREAM JPSA
http://www.ustream.tv/user/JPSA(PC用)
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
⇒「コンテストリポート」一覧へ

