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『Hurley Pro』R2はクロスゲーム!

2012-09-18 更新
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現地時間9月16日からスタートしたASPワールドツアー第6戦『Hurley Pro』は2日目もゴーサインが出され、公式3-5ftレンジ(カタ〜頭)のローワー・トラッセルズを舞台に素晴らしい戦いが繰り広げられていました。

敗者復活戦となるR2はマンオンマンヒート。ここで負ければ最下位という屈辱が待っており、次のフランス戦まで約2週間は指をくわえて待っていなければいけません。
後半戦ということで下位の選手にとっては来年もツアーに残れるかの大事な1ヒートとも言えます。

現在ランキング27位(スターイベントも含めたワールドランキングは46位)のアダム・メリング(AUS・写真上)はまさにその一人。
今シーズンは13位が最高位(つまりR3進出まで)で、後半戦は少なくともそれ以上の成績を重ねないとリクオリファイは難しいと考えられます。

ダミアン・ホブグッド(USA)とのH8では、序盤に得意のビッグターンにフィニッシュはエアーリバースを決めて9.73のハイエストスコアをマーク。
このヒートは波数が少なく、ラスト数分を切ったところでダミアンに逆転されて万事休すと思いましたが、最後の最後に入ったセットに全てをぶつけたアダムは7.57をスコアして再逆転!
「後半、良いセットが来ると思っていたけど、かなり待たされたね。だから、ダミアンを逆転するために小さめの波でもスコアを伸ばす努力をしないといけなかったのさ。ラスト10秒だったかな。とにかく波が来てくれて嬉しかったよ」とほっとした表情でコメントを残したアダム。

ランキングについて置かれている状況は本人が一番理解しているものの、深刻さは無く、「このイベントできっかけを作らないといけない。全てのヒートで戦い方が異なると思うけど、波は最高だし、ここでは沢山サーフィンしているんだ。まずは楽しむのが先決だね」と話していました。

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アダムがターン主体のライディングでハイスコアを重ねた通り、この日はエアリアルを得意とする選手よりもパワーサーフィンを持ち味とする選手の活躍が目立っていました。
H4でパトリック・グダスカス(USA)を抑えたジェレミー・フローレス(FRA・写真上)もその一人。
積極的にエアーを取り入れていたパトリックに対し、あえて飛ぶことを封印したジェレミーは中盤に7.87、後半にはA.Iことアンディ・アイアンズが生前に得意としていたグラブレールリバースを披露して9.43。トータル17.30でR3進出を決めたのです。

「パットはエアーが得意なサーファーの中でもトップレベル。クレイジーなエアーを出すのは予想していたよ。オレはエアーよりもカービングで勝ちたかったんだ。’エアーガイ’では無いし、偏らないようにミックスしたかったのさ。あんな感じでリップの下でターンを初めてやったのはアンディだったと思う。オレが出来るのはあの形のターンと自分オリジナルのトリックだけど、それにこだわるよ。スコアが欲しい時でもね」とヒートを振り返ったジェレミー。

前日のケリーと同様、新しいボードで今イベントに挑んでいるジェレミー。R1よりもサイズがあったこの日のコンディションではフラットセクションのこなし方もスムースに見えました。
「ここに来てからボードについて迷っていたんだ。すでに6〜7本のボードを試したよ。いつも5’11を乗っているのに対してここ数ヶ月は5’9をトライしている。数本の波には合っていたけど、最初のヒートでは基本的にしっくりこなかった。ターンの時に力が入らない点とかね。出来るだけハードなターンに対応するボードが好みなのさ。昨日の夕方から調子が出始めて、今日のヒートはベターになったよ」とボードについてコメント。

エアリアルが通常のマニューバーとなっている今イベントでは、ジェレミーのような執拗にフェイスをえぐるライディングがとても新鮮で、ジャッジ受けも良いと感じます。
2010年のパイプラインマスターは見た目と違って「男気がある」サーファーの中のサーファー。
ライブ中継を見逃した方は公式サイトの「ON DEMAND」で全て振り返ることが出来るので、チェックしてみては?

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R2のファーストヒートに登場したパーコことジョエル・パーキンソン(AUS・写真上)は、ワイルドカードのコナー・コフィン(USA)を相手に苦戦しながらも、中盤にパーコらしいスタイリッシュなターンが完璧に近い形で決まり、9.00をスコア。
グラッシーなローワー・トラッセルズのお手本のような乗り方でコナーを抑えてミックとの熾烈なタイトル争いに汚点を残さずに済みました。

「どんなライディングがジャッジ受けするか分からないから、最初のヒートは難しいんだ。アウトに出る時は実験台に上がるみたいな気持ちさ。その波が5ポイント台でも9ポイント台でも、とにかく乗って試さないといけない。波はオフショアでクリーン。コナーが良いカービングをすることも知っている。そりゃ〜気持ちは高ぶるよ。今朝は良い波が沢山あったけど、ヒートが始まるとそれが止まってしまった。9ポイントが出たのは喜ばないとね」とパーコ。

R3でのテイラー・ノックス(USA)との対戦はマニューバー対決になることが必至。
見逃せないカードになりそうです。

ちなみにコナー(写真下)はサンタバーバラ出身の19歳。今年の『Nike US Open of Surfingではジュニアクラスで圧勝しており、カリフォルニアでは大注目の選手。
ブラッド・ガーラックがコーチをしていることでも有名で、近い内にクオリファイを果たしてくる確率も高いでしょう。

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その他にR3進出を決めたのは、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、マット・ウィルキンソン(AUS)、ヘイター・アルヴェス(BRA)、トラビス・ロジー(ZAF)、ブレット・シンプソン(USA)、アレホ・ムニーツ(BRA)、カイ・オットン(AUS)

ネクストコールは現地時間9月18日の朝7時30分(日本時間同日夜11時30分)で、30分後にスタート予定。
ファーストヒートはR3のH1、ケリー・スレーター(USA) vs マット・ウィルキンソン(AUS)です!

『Hurley Pro』公式サイト
http://www.hurley.com/hurleypro/(PC用)

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photo: ASP Covered Images

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