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「南スマトラ2012年夏④」

2012-09-21 更新
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南スマトラ4日目。

朝8時頃、「Krui」から「Ujung Bocor」に向かう途中にある「Mandri」というビーチブレイクをチェックするが、すでにサイドからの風が強く、面がガタついていた...。

明け方から陽が昇るまでの間なら風も弱そうだが、僕らが滞在している間は日中この東からの風が吹き続けていた。
その他のポイントブレイクも、ライトはオンショアでレフトのみ風を交わす。

余談だが、「Mandri」はサイズがジャストで風さえ入っていなければ、インサイドでショートチューブになる最高のビーチブレイク。
但し、サイズが大きくなれば、簡単にボードが折れるようなハードな波に変貌する。

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この日は大分疲れも溜まっていたので、「Ujung Bocor」には向かわず、「Krui」のロスメンに戻ってゆっくり過ごすことにした。
僕らの部屋の前でブレイクしているレフトは今日も無人の波がブレイクしている。
今日は少しサイズが上がっているようだった。

1日中、ポイントを独占して3人でテイクオフを繰り返した。レフトから歩いて5分ほどの場所にあるライトは、今回の滞在中は残念ながらサーフ出来るまでサイズが上がることはなかった。
以前来た時には十分なウネリがあり、肩から頭サイズのスーパーファンな波がブレイクしていた。
更にレフトとライトの間にはビーチブレイクがあって、初心者が練習するのに丁度良い腹胸サイズの波もあった...。

南スマトラでは、「Krui」周辺を拠点とすれば、どのレベルのサーファーでもきっと楽しめると思う。
僕らは今回滞在が短かったので、前途したポイント以外に足を運ぶことは出来なかったが、探索すればもっと沢山のポイントがある。
そのほとんどのポイントが混雑とは無縁なので、時間がある人はゆっくりサーチしてみるのも楽しいだろう。

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「Krui」最終日の朝、レフトは昨日よりも少しサイズが上がっていたが、僕は出発ギリギリまで最高の波を楽しんだ。

今回お世話になった『Sunset Beach Losmen』は、ゴージャスではないけど、インドネシアの家庭的な料理に快適に過ごせる部屋。
綺麗な砂浜と空いているポイントブレイクの目の前という立地。そして信頼がおける最高のスタッフ達と非の打ちどころがない。
これで’1泊3食付で1人1500円’というのは、僕の安宿経験の中でもTOPクラスだと言える。

Agusもとても楽しかったようで、写真を撮ってはFaceBookにアップしていたのが印象的だった。
スタッフや、短い間だったけど食を共にした他のゲスト達との別れで、少し切ない気持ちで「Krui」を後にした...。

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僕らは南スマトラからAgusの地元「Cimaja」に向かった。

僕の親友の遠藤は20年ぶりのインドネシア。この機会にウェストジャワのメジャースポットを見せたかったからだ。

「Lumpung」の空港に着くと、日本から予約していたメルパチ航空がフライトキャンセル。
仕方なく、2倍の料金を払ってガルーダのビジネスクラスに乗り、まずはジャカルタへ。ラマダン明けのお祭りはまだまだ続いていて、ジャカルタ→チマジャ間の道は、僕の生涯見たことのないバイクと車の量だった...。

「Krui」を出発して12時間もかけて真夜中に「Cimaja」に到着した。
これから2日間と短い間だけど、僕らは「Cimaja」の波も堪能するのだ。

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次回の「One Earth」は同じインドネシアでも南スマトラとは違う
「Cimaja」でのストーリーに移ります。

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