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『Rip Curl Pro Portugal』 ケリー&ミックが...

2012-10-19 更新
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ポルトガル・ペニチェ「Supertubos」で開催中のASPワールドツアー第8戦『Rip Curl Pro Portugal』はR3のH2を終了してから2日間のレイデイを経て現地時間10月18日に再開。

公式3-5ftとサイズは十分にあったものの、早い時間帯はストーミーコンディション。
MCの言葉を借りるならチャレンジングなコンディションにR3ではカリフォルニア、フランスと2連勝してタイトル争いを面白くしたケリー・スレーター(USA・写真下)が早くも敗退...。

ラオニ・モンテイロ(BRA)と戦ったケリーが一か八かとテイクオフを繰り返し、ことごとく波に潰されてしまった一方、ラオニは後半に比較的切れたライトの波をキャッチして3つのターンを決めて5.50をスコア。
ケリーでさえトータル5.27しか重ねられなかったことを考えれば、いかにこのヒートが厳しかったかが想像出来るでしょう。

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「鍵になるヒートだったのに...。このラウンドは絶対に通過したかった。次に進めばポイントが稼げるからね。捨て試合のことを考えると、またしても13位を重ねてしまった。それは仕方ないことだし、良い刺激を受けながら残り試合をこなすことになるね。こっそりと勝ちを頂いたくせに悪い結果も重ねてしまった。3つの内の1つは結果にも結び付く。悔しいけど、この結果によって勝負は更に面白くなったと言える。ジョエル、ミック、そしてジョン・ジョンはこのコンディションで上手くやっているしね。特にジョン・ジョンは凄いよ」とケリー。

今シーズン3回の優勝を上げているケリーですが、ブラジル戦を怪我でスキップし、タヒチではR3敗退の13位。
10戦中、上位8戦のポイントが有効になる2012年のワールドツアーでケリーは一つも失敗が許されない状況だったのですが、またしても13位になってしまい、パーコことジョエル・パーキンソン(AUS)をカレントリーダーとしたタイトル争いに大きな痛手を負うことに...。

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更にランキング3位のミック・ファニング(AUS)がR5でパーフェクト10をスコアしたオーウェン・ライト(AUS)に敗退したため、QFに勝ち上がったパーコ(写真上)にはケリーとミックに差をつける大きなチャンスが巡ってきたと言えます。

QF行きを決めたパーコは、「ランキング2位のケリーが敗退しても、オレ達は目の前にある仕事に打ち込むだけさ。確実にレースは緊張感を増しているね。タイトル争いはパイプまでもつれ込むじゃないかな。オレ的には優勝を手に入れるべきイベントだと思う。このまま勝ち続けたいよ」とコメント。

2001年にツアー入りしてから怪我をしたシーズンを除くと常にタイトル争いに絡んでいたパーコでしたが、ワールドタイトルはまだ手にしたことがありません。
ランキング2位だった昨シーズンよりも格段に可能性が出てきた今シーズン。
とりあえず1勝を決めて初のタイトル獲得の確率を更に上げたいところでしょう。

QFではジョン・ジョン・フローレンス(HAW・写真最上部)と対戦します。

その他にQF進出を決めたのは、ガブリエル・メディナ(BRA)、ジョシュ・カー(AUS)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、オーウェン・ライト(AUS)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)

ネクストコールは現地時間10月19日の朝7時45分(日本時間の同日午後3時45分)で、条件が揃えば15分後にR5のH4、ジェレミー・フローレス(FRA) vs ラオニ・モンテイロ(BRA)から再開。
残り一日でイベントがフィニッシュする可能性が高いので、ライブ中継をお見逃し無いように!

『Rip Curl Pro Portugal』公式サイト
http://live.ripcurl.com/?portugal2012(PC用)

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photo: ASP Covered Images

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