パーコがサンタクルーズでタイトル獲得する条件
2012-10-25 更新

例年に無く白熱している2012年ASPワールドツアーのタイトルレースですが、第8戦の『Rip Curl Pro Portugal』でカレントリーダーのパーコことジョエル・パーキンソン(AUS・写真上)が3位。2位のケリーが13位。3位のミックが9位という結果になったため、パーコとケリーの差が広がり、11月1日〜11日にカリフォルニアのサンタクルーズで行なわれる第9戦『O’Neill Coldwater Classic Santa Cruz』で最終戦を待たずにパーコがタイトルを獲得出来る可能性が出てきました。
ASP発表によるとパーコがサンタクルーズでタイトルを獲得する条件は、まず自身が優勝すること。
更に2位のケリー・スレーター(USA)が13位(R3敗退)かそれ以下、3位のミック・ファニング(AUS)が9位(R5敗退)かそれ以下になること。
パーコが2位以下の場合は無条件でタイトルは最終戦のパイプラインに持ち越されることになります。
ちなみにケリーがサンタクルーズで優勝してパーコが25位(R2敗退)になっても、ケリーがサンタクルーズでタイトルを決めることは出来ません。
パーコ、ケリー、ミックのタイトル争いはサンタクルーズで更に激しくなるのは必至!
圧倒的にパーコが有利なのは変わりありませんが、ケリーとミックも簡単には諦めないでしょう。
僅かながらジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)にチャンスが残されていることにも注目です。
11月の勝負を見逃さないように!
なお、カナリア諸島で開催中の6スター『Islas Canarias Santa Pro」に参戦中の田嶋鉄兵、大澤伸幸、辻裕次郎ですが、Round of 144で田嶋鉄兵が敗退。
次のRound of 96では大澤伸幸、辻裕次郎も敗退し、全ての日本人が姿を消すことに...。
今シーズンはヨーロッパレッグを中心に積極的にチャレンジしていた3人ですが、残念ながら良い結果は残せませんでした。
現在のワールドランキングを見ても100位以下。まだ厚い世界の壁に立ち向かう日本人選手が一向に増えないのも不安材料です。
今シーズンの6スターはこれで最後。
スターイベントは、10月26日〜28日に奄美大島で開催される2スター『Malibu Amami Island Pro』と10月29日〜11月10日にオアフ島のサンセットで開催される4スター『HIC Pro』のみです。
2012年ASPワールドツアー
『Rip Curl Pro Portugal』終了後のランキング
1位 ジョエル・パーキンソン(AUS) 52,700pt
2位 ケリー・スレーター(USA) 47,200pt
3位 ミック・ファニング(AUS) 47,000pt
4位 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW) 44,350pt
5位 エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA) 37,650pt
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photo: ASP Covered Images
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