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デーン・レイノルズ 『Quiksilver Pro』ワイルドカード出場について心境を語る

2013-02-14 更新
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3月2日から開幕するASPワールドツアー第1戦『Quiksilver Pro presented by Land Rover』のワイルドカードにスポンサー枠としてデーン・レイノルズ(USA)の出場が決定しました。

ツアーを引退してからもスポット参戦でファン達に革新的なライディングを披露してくれているデーン。
2012年はワイルドカードで出場したフランス戦でファイナルまで進み、ケリー・スレーター(USA)と対戦。
残念ながら優勝は逃したものの、フリーサーフィンだけでは無く、コンペティションの世界でも唯一無二の存在であることが証明されていました。

今回のワイルドカード出場についてデーンは、「ワイルドカードは自動的に一番下のシードになるから、ラウンド3まではタフな対戦相手に重なる。それはとてもエキサイティングでもあり、難しくもあるんだ。彼らの勝率はクレイジー。勝つにはベストなサーフィンをしないとチャンスは無いのさ」とコメント。

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ワイルドカードはR1で前年度の1位か2位の選手と戦うため、デーンの最初のカードには念願のワールドタイトルを獲得したジョエル・パーキンソン(AUS)か、説明不要11Xのキング・ケリーのどちらかが入ることになります。
その件については、「ストーク!ジョエルとのヒートは楽しみ。もちろん、ケリーとも対戦したいね。彼らとの勝負は良い経験になるよ」

昨年の『Quiksilver Pro』にもワイルドカードとして出場したデーン。R2でタジ・バロウ(AUS)に敗退して25位という不甲斐ない結果に終わっていましたが、大きなエアリアルや、太いカービングを魅せ、ビーチに集まった沢山のギャラリーを熱狂させていました。
「バレルでスコアを出せる波は大好きさ。更にいくつかの大きなトリックや、ターンを組み合わせられる波もね。スナッパーロックスはなんでも出来る完璧な波なんだ」と会場のスーパーバンクことスナッパーロックスについて話していました。

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デーンと言えばトリッキーなマニューバーに注目が集まりますが、ビッグウェーブにもフォーカスしており、昨年の『Billabong Pipe Masters』では9位という結果を残し、パイプラインの目の前で育ったジョン・ジョン・フローレンス(HAW)にインスパイアを与えたほど。

「ジョン・ジョンには影響を受けているよ。彼のビデオをチェックしてエアリアルなどを学んでいる。オレがやらない動きを彼はこなしているんだ。それに最近はアンディ(アイアンズ)やケリーの映像を見て改めてスタイルについて考えている。キッズに戻ったような真剣さだよ。特にアンディの波に対するアプローチは素晴らしい。未だに彼に近づける奴はいないと思う」と自らもジョン・ジョンに影響を受けたことや、ノースショア、特にパイプラインという世界最高の舞台で結果を残しているアンディやケリーについて語っていました。

最後にフルタイムでワールドツアーを戦う意思は無いのか?という問いには、「絶対戻らないなんて言わないけど、しばらくは無いだろうね」とツアー復帰の可能性を匂わせるファンには嬉しいニュアンスのコメントを残していました。

なお、ワイルドカードのもう一つの枠は3月1日に開催されるトライアルで決まります。
ミッチ・クルーズ、マット・バンティング、ネイザン・ヘッジなどの強豪オージーが中心の厳しい勝負に日本から林健太が挑戦します。
他にもアメリカ国籍ながら日本人の両親を持つ五十嵐カノア、ウィメンズの『Roxy Pro』には大村奈央がクレジットされています。

『Quiksilver Pro』公式サイト
http://quiksilverlive.com/progoldcoast/2013/home.en.html(PC用)

photo: ASP Covered Images

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