『Burton Toyota Pro Junior』で五十嵐カノアがファイナル進出!
2013-02-17 更新

2月18日〜24日に開催される6スター『Burton Toyota Pro』の前哨戦ジュニア2スター『Burton Toyota Pro Junior』がMRことマーク・リチャーズを生んだサーフタウン・ニューキャッスルで行なわれ、現地時間2月17日に終了。
今イベントには多くの日本人ジュニアがエントリーしていましたが、加藤嵐(写真下)がRound of 16まで進出して13位。
ガールズではRound of 32まで進出した野呂玲花が25位で日本人最高位。
2スターながら世界一レベルが高いオーストラリアでのイベントの壁は厚かったようです。

ファイナルデイは公式2-3ftレンジ。SFではアメリカ国籍ながら日本人の両親を持つ五十嵐カノアと元JPSAプロの柄沢明美の長男、オーストラリア国籍のコナー・オレアリーが対決し、カノアが9.25をベースにトータル16.50をスコアして圧勝。
ファイナルはカノアと2011年に今イベントを制しているニューキャッスルローカルのジェイク・シルヴェスターのカード。
一本目に9.00をスコアしたジェイクが主導権を握り、後半には9.50を重ねてトータル18.50。カノアをコンビネーションに追い込んで優勝を決めました。
「凄い嬉しいよ。2011年の時よりも特別な感じだね。昨年はワールドジュニアの座を惜しくも逃してしまったから、年初に勝利するのは良い弾みになる。みんなが’おめでとう!’と背中を叩いてくれたから、ビーチからここまで10分も掛かったよ(笑)。沢山の人のサポートを受け、最高の気分だったさ」と表彰台で優勝の喜びを語っていたジェイク。

180センチ、70キロ。20歳の大柄なジェイクと並ぶと15歳のカノア(写真上)は一回り小さく見えましたが、それは表彰台の上だけ。海に入ればカリフォルニア仕込みのスタイリッシュなマニューバーとエアリアルで年齢を感じさせず、昨年よりも確実に成長。ASPイベントはまだジュニア中心ですが、今シーズン一番の注目株と言えるでしょう。
ファイナル終了後のインタビューでは、「ジェイクは素晴らしいサーファーさ。それに彼はここに住んでいて、波のことも熟知している。彼は良い波を全てキャッチしていたよね。ランナップであんな敗北感を味わったのは初めてさ。彼を称えるし、初めてのニューキャッスルトリップでとても楽しい経験をしたよ」と話していました。
なお、6スター『Burton Toyota Pro』には昨年念願のワールドタイトルを獲得したパーコことジョエル・パーキンソン(AUS)を始め、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)など、トップ34のメンバーが多数エントリー。
日本からも辻裕次郎、田嶋鉄兵、林健太、大澤伸幸、北田力也、加藤嵐、大橋海人、大原洋人、仲村拓久未、川畑大志。ウィメンズには大村奈央、武知実波、北沢麗奈、高橋みなとがクレジットされています。
『Burton Toyota Pro Junior』結果
1位 ジェイク・シルヴェスター(AUS)
2位 五十嵐カノア(USA)
3位 コナー・オレアリー(AUS)、ジャック・ダガン(AUS)
『Burton Toyota Pro Junior』公式サイト
http://burtonprojunior.prosurfinglive.com/(PC用)
photo: ASP Covered Images
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