『Burton Toyota Pro』6日目 ハイスコア続出!
2013-02-23 更新

現地時間2月23日、オーストラリア・ニューキャッスルで開催中の『Burton Toyota Pro』&『Hunter Ports Womens Classic』(共に6スター)は6日目を迎え、翌日のファイナルデイを戦う12人とウィメンズはファイナリストが決定。
低気圧の影響で強い東よりのウネリと風が続いた影響でメイン会場の「Merewether」から比較的ウネリと風をかわすハーバー内へ移動したこの日。
これは29年続く今イベントでは初めてのこと。世界的な異常気象の影響がここでもか?と思わざるを得ませんが、シャローなリーフの上でブレイクするライトの波は公式6ftプラスの願ってもないコンディション。
リスキーながらチューブあり、アクションありでハイスコアが続出していました。

ウィメンズの『Hunter Ports Womens Classic』はQFからSFまで進行。
SFのH1ではディミティー・ストイル(AUS)がトップ17のコートニー・コンローグ(USA)を土壇場で逆転してファイナルへ。
H2では先日行なわれた『Breaka Burleigh Pro』で優勝を決めたサリー・フィッツギボンズ(AUS・写真上)が序盤から圧倒的なサーフィンで9.93のハイエストスコアを含む、19.43のハイエストヒートスコアで対戦相手のビアンカ・ビテンタグ(ZAF)を寄せ付けずに最後の切符を手に入れていました。

ウィメンズのスケジュール終了後は『Burton Toyota Pro』のRound of 24のH2から再開。
ファーストヒートには昨年念願のワールドタイトルを獲得したパーコことジョエル・パーキンソン(AUS・写真上)が登場し、9.67を含むトータル15.50でRound of 12行きを決めました。
「こんな最悪の天候でもイベントを楽しんでいる観客が沢山いるのは素晴らしいことだね。この凄い波が観客を集めているのだと思う。ファイナルデイに残れてストークしているよ」とパーコが話していた通り、天候だけを考えれば延期になっても不思議ではない大雨と強い風の中、会場には世界のトップサーファーのライディングを見るためにレインウェアを着用した沢山のギャラリーが集まっていました。
御存知の通り、オーストラリアはサーフィン大国。今回の冠スポンサーの「Burton Toyota」のTVCMにはレイン・ビーチェリー&マーク・リチャーズが出演するほどで、サーフィンに対する社会的地位は日本と比べ物になりません。
ギャラリーを見ても老若男女を問わず、サーフィンという素晴らしいスポーツがこの国には深く根付いていることが分かります。

パーコと共にラウンドアップを決めたマーク・ラコマー(FRA・写真上)は序盤に8.00、中盤にはパーコのスコアを上回る9.73を手に入れ、注目を浴びていました。
「ここの波は好きなタイプ。チューブもあって、パワフルなターン向きの大きなセクションもある。自分のスタイルにハマっているよ。ヒートでジョエル・パーキンソンを抑えたことは凄い自信になる。彼はチャンピオンだからね。明日のファイナルデイでは彼を再び倒したい!」と意気揚々にコメントしていたマーク。
パーコの他にもダミアン・ホブグッド(USA)、キアヌ・アシング(HAW・写真最上部)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、アレホ・ムニーツ(BRA)、パトリック・グダスカス(USA)、ジェイ・トンプソン(AUS)などファイナルデイに残ったメンバーは強豪揃いですが、まだ23歳の勢いを武器に勝算は十分にありそうです。
現地時間2月24日(日本時間同日)はいよいよメンズ、ウィメンズ共に勝者が決定します。
風は収まる傾向となる見込みなので、更に良いコンディションでの戦いも期待出来そう。
ライブ中継をお見逃しないように!
『Burton Toyota Pro』公式サイト
http://surfest.prosurfinglive.com/(PC用)
photo: ASP Covered Images
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