『Roxy Pro』がキラで再開したが...。
2013-03-08 更新

現地時間3月3日からオーストラリア・ゴールドコーストで開幕したASPワールドツアー第1戦は『Quiksilver Pro』がR1、『Roxy Pro』がR4まで進行。
一日のオフを挟み、7日にレインボーベイからキラに舞台を移動して再開されました。
キラと言えば、かつてはゴールドコーストのASPイベントではメイン会場だったのですが、地形の変化によって果てしなく続くようなバレルが消滅。変わってスナッパーロックス周辺がメイン会場となり、今に至ります。
しかし、2009年頃から地形に変化が見られ、モンスタースウェルが到達したこともあり、この年は久々にキラでコンテストが開催。
パーコことジョエル・パーキンソン(AUS)がローカルナレッジを活かして優勝を決めたのが思い出されます。
この日は『Roxy Pro』のQFからスタートしたのですが、川のような強いカレントと掘れたブレイクにウィメンズにはハード過ぎる状況。
そんな中、H2に登場したステファニー・ギルモア(AUS・写真最上部・下)がバレルをメイクして9.80をスコア。アラーナ・ブランチャード(HAW)をコンビネーションスコアに追い込んで圧勝!

「今朝は難しい波質だったけど、たまに凄い良い波が入ってくれ、良いヒートになったわ。キラではミックのような素晴らしいサーファーのことがフラッシュバックするの。あのチューブではほんの少しだけど、ミックになった気分だったわね」とヒートを振り返ったステファニー。
このヒートに関しては他にもバレルをメイク出来るような波が入っていたものの、ボードや怪我などのリスクを考えて自らをセーブしたそうです。
SFではコートニー・コンローグ(USA)を倒したタイラー・ライト(AUS・写真下)と対戦します。

H3以降は潮回りの影響などで波質が悪化傾向となり、サリー・フィッツギボンズ(AUS)に抑えられたビアンカ・ベイタンタグ(ZAF)はヒートの大半でパドルを強いられ、僅か1本しか乗れず...。
最終ヒートのカリッサ・ムーア(HAW)とポーリン・アドゥ(FRA)のカードも大差が付き、上手くフェイスのある波を選んだカリッサが手堅くターンをまとめてSF進出を決めていました。
「あのヒートは潮が引き過ぎ!バレル狙いから気持ちを切り替えてターンでスコアを出すべきと考えたの。ヒートを通過出来て良かったわ。最後は良いコンディションでやりたいわね」とカリッサ。
ハワイのビッグウェーブで鍛えられているカリッサにとってバレル勝負は十八番ですが、自然の変化には勝てず...。
SFではサリー(写真下)と対戦します。

『Roxy Pro』QFの4ヒートを終了した時点で一旦ウェイティングとなり、お昼頃の再コールを待ちましたが、結局コンテストはオフ。
翌日の8日はサイズダウンのために朝からレイデイが告げられたため、ネクストコールは現地時間3月9日の6時30分。1時間後(日本時間の同日6時30分)にスタート予定。
なお、今年も公式サイトでは日本語でのライブ中継が配信されています。
この日は『F+ SURF』編集長・つのだゆき&ASP JAPANのMCでもお馴染みの平野海童に加え、ゲストに間屋口香、野呂玲花、大村奈央が訪れていました。

『Roxy Pro』公式サイト
http://roxylive.com/roxyprogoldcoast/2013/(PC用)
クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト2013
日本語ライブ中継サイト
http://quiksilverlive.com/progoldcoast/2013/
『F+ SURF』では、独自のコンテストレポートや、日本語字幕付きASPオフィシャル動画が見れます。
(BCMスマフォ会員は無料)
photo: ASP Covered Images
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