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『Quiksilver Pro』R3 パーコとデーンの勝負は?

2013-03-10 更新
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オーストラリア・ゴールドコーストで開催中のASPワールドツアー第1戦『Quiksilver Pro』が現地時間3月10日に再開。
会場のスナッパーロックスは公式2-3ftレンジ。風の影響少なく、イベント前半に比べるとサンドバーが良くなり、世界のトップ34プラスワイルドカードが素晴らしいパフォーマンスを披露!

この日はR2のH5からスタートし、ルーキーのナット・ヤング(USA)、フィリッペ・トレド(BRA)、セバスチャン・ズィーツ(HAW)の活躍が目立ち、3人共にR3へ。

R3では前日のエクスプレッション・セッションで負傷したジョン・ジョン・フローレンス(HAW)がキャンセルのためにアダム・メリング(AUS)が不戦勝。
一番の注目は最終ヒートのパーコことジョエル・パーキンソン(AUS・写真下) vs デーン・レイノルズ(USA)のカードでした。

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序盤、両者共に6pt台をスコア。パーコが独特のリラックススタイルで5pt台を2本重ねてリードを握ります。プライオリティを利用してセットを掴んだデーンは速いファーストセクションを抜けてからルースなスラッシュをメイクしてフィニッシュまで決めて8.60を返し、パーコを逆転。
中盤、追う立場となったパーコはデーンと同じ基準のスラッシュを2発、更にカットバック、テールが完全に逆を向くまでプッシュしたパワフルなフィニッシュで9.87!
トータル16.04をスコアしてラウンドアップを決めたのでした。

「かなりエキサイティングだったね。デーンはどんな波でもベストなサーファーの一人。ヒート前はナーバスになったよ。ヒート中盤にオレがスコアを出した波は今日の午後の中でもベターな一本だった。一番危険な奴、それも失うものが無い奴に勝って大きな自信がついたね。彼との勝負以前に今シーズンの準備は万端だった。サーフィンも調子良いし、まずは最初のイベントをエンジョイしているよ」とデーンとのヒートを振り返ったパーコ。

次のR4はジュリアン・ウィルソン(AUS)、ミシェル・ボウレズ(PYF・写真最上部)との3人ヒート。1位がQFへ。2位と3位はR5の敗者復活戦へ進みます。
「R4からが本当のスタートと言えるね。まだ強いサーファーが残っているし、まだ先は見えないよ。また明日だね」とパーコは話していました。

ちなみにデーン(写真下)の動向は未定ですが、9月のフランス戦にスポンサー枠としてワイルドカード出場する可能性がありそうです。

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昨年、今イベントを制したタジ・バロウ(AUS)はR2で活躍していたフィリッペ(写真上)と対戦。
フィリッペが得意とするエアリアルには不向きな波質だったこともあり、マニューバー勝負。それでも8.43をスコアしてタジとクロスゲームを演じていたフィリッペでしたが、このカードはベテランのタジに軍配が上がりました。

「ツアーでは誰に対しても油断は出来ない。ルーキーを含め、みんなが危険なんだ。フィリッペは全てのトリックで成功率が高かったのが印象的だったね。彼にはほんの少しの隙も与えてはいけない。幸い、良い波に乗れて望むべき結果を残せたよ。ラウンド4も楽しみだし、良い波が続くといいね」とコメントを残していたタジ。

フィリッペはまだ17歳。2011年に17歳でツアーの仲間入りを果たしたガブリエル・メディナ(BRA)同様に可能性は無限大と言えるでしょう。

ネクストコールは現地時間3月11日の6時30分。1時間30分後(日本時間の同日7時)にスタート予定。
ファーストヒートはケリー・スレーター(USA) vs ダスティ・ペイン(HAW)のカードなので、お見逃しないように!

今年も公式サイトでは日本語でのライブ中継が配信されています。
『F+ SURF』編集長・つのだゆき&ASP JAPANのMCでもお馴染みの平野海童に加え、沢山のゲストが登場。
この日は「Quiksilver」の若手日本人が訪れていました。


クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト2013
日本語ライブ中継サイト
http://quiksilverlive.com/progoldcoast/2013/


『F+ SURF』では、独自のコンテストレポートや、日本語字幕付きASPオフィシャル動画が見れます。
(BCMスマフォ会員は無料)

photo: ASP Covered Images

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