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『Quiksilver Pro』SFは最強のメンバーが残った!

2013-03-12 更新
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トロピカルサイクロン「サンドラ」の接近によって東ウネリが強まる傾向となった現地時間3月12日。
ASPワールドツアー第1戦『Quiksilver Pro』のR5からQFが行なわれ、ファイナルデイを戦う4人のメンバーが決定!

R4でジュリアン・ウィルソン(AUS)に抑えられてR5の敗者復活戦行きを強いられたパーコことジョエル・パーキンソン(AUS・写真下)はツアーのダークホース、アダム・メリング(AUS)とクロスゲームを演じてQFへ。
テイクオフからバレルに包まれた一本は圧巻でした。
QFではジュリアンと再び対戦。中盤に目の覚めるようなビッグターン連発からフィニッシュまでメイクして今イベント初のパーフェクト10をスコア!トータル18.27でSF進出を決めました。

「素晴らしいヒートだったね。ジュリアンは世界で最も凄いサーファーの一人さ。だから10ポイントを持っていても安心は出来なかったよ。オレと彼は互いに勝ち進んでも再び対戦する組み合わせだった。明日はセミファイナルからのスタート。調子は良いし、最高のフィニッシュになると良いね」とヒート後のインタビューに答えていたパーコ。

昨年念願のワールドタイトルを獲得したパーコ。タイトルを守るためにまずは開幕戦で優勝を決めたいところでしょう。

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今イベントで最もこの波をパワーで攻めているミシェル・ボウレズ(PYF・写真最上部)は、R5でいきなり9.93を叩き出し、ジェレミー・フローレス(FRA)をコンビネーションに追い込んでQFへ。
QFでは昨年今イベントを制したタジ・バロウ(AUS)を僅差ながら下してツアー初優勝に向けて大きな前進。

ヒート終了後のインタビューでは、「オレにとっては大きな勝利だし、最高のイベントになっているよ。タジはディフェンディングチャンピオンだし、ここの波で最強のサーファー。身体の調子も良いし、このままのサーフィンをキープ出来れば、ツアーで初めてのファイナルに進めそうだよ」と話していたミシェル。

ASPのプロフィールを見て頂ければ分かりますが、タヒチのウォーターマンであるミシェルの身体はトップ34で一番ゴツく、あの逞しい肉体に通常のボードよりも反発力があるファイヤーワイヤーのサーフボードがマッチして巨大なスプレーを上げまくっているのです。

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日本語放送の『F+ SURF』編集長・つのだゆきに言わせるとまだ100%の力を出していないケリー・スレーター(USA・写真上)はR4を1位で通過したため、この日はQFだけの出番。
ローカルのビード・ダービッジ(AUS)を相手に綺麗なローテーションをメイクして9.43をスコアすると後半にはバレルからマニューバーの一部となるエアリアルまで決めて8.60。トータル18.03をスコアし、ビードを完全に抑えていました。

「楽しいヒートだったし、ヒート後半にかけて調子が上がってきたね。今日は新しいボードを使ったから最初は感じが掴めなかったんだ。でも、波に乗る度に良くなってきたよ。楽しい波だし、良くなる傾向だったね。ウェイティングした後、午後のようにクリーンだとスナッパーの波は本当に楽しいよ」とケリー。

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そのケリーとSFで対戦することになったのは、同じくローカルのミック・ファニング(AUS・写真上)
改めてお伝えするとパーコ、ビード、ミックの3人のローカルがQFまで残り、二人がSFまで進んでいます。
サーファーのためにあるようなこの土地でサーファーを取り巻く環境も世界最高。その分、海には人が溢れていますが、それもレベルアップには欠かせないことなのかもしれません。

ミックとの対戦についてケリーは、「ミックとは沢山の歴史を作ってきた間柄さ。彼はここで沢山の経験を積んでいるし、オレも含めてイベント中は頭を使って戦っている。彼にはホームの人達がバックにいるが、それもまたオレにとっては面白いこと。もちろん、良いヒートにしないといけないね」とコメント。

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今イベントで誰もが絶賛するようなバックハンドを披露していたウィルコことマット・ウィルキンソン(AUS・写真上)でしたが、QFでは序盤にハイスコアをまとめてしまったミックにリズムを狂わされて敗退。それでもウィルコにとってQF進出は大きな結果。何より多くのファンに実力をアピールしたイベントでもありました。

「ウィルコの素晴らしいバックハンド。間違いなく今イベントのポイントだったね。彼とは同じリップカールのチームメイトだけど、勝負は別さ。それに決して簡単に勝った訳では無いよ。とても楽しい波で、スコアを重ねた後は力を抜いてやってみたんだ。オレにとって凄いヒートだったし、明日のファイナルデイに向けて気持ちも上がってきたよ」と対戦相手のウィルコを称えたミック。

SFはミック vs ケリー、ミシェル vs パーコ。どちらのカードも見逃せませんし、ファイナルは最高のショーになることに間違いありません!

ネクストコールは現地時間3月13日の6時30分。1時間30分後(日本時間の同日7時)にスタート予定。
公式サイトでは日本語でのライブ中継が配信されており、『F+ SURF』編集長・つのだゆき&ASP JAPANのMCでもお馴染みの平野海童に加え、大野修聖などのゲストも登場して的確な解説をしてくれます。


クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト2013
日本語ライブ中継サイト
http://quiksilverlive.com/progoldcoast/2013/


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photo: ASP Covered Images

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