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『Rip Curl Pro』 ウィメンズは早くもファイナリストが決定!

2013-03-30 更新
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オーストラリア・ベルズビーチで開催中の『Rip Curl Pro』
’寒いベルズには波がある’の定説通り、とても季節が夏とは思えないようなひんやりとした空気が漂うイースターホリデーのベルズに美しい南西ウネリがラインナップ。
現地時間3月30日は波が上がった時に真価を発揮するベルズ・ボウルズでウィメンズのR2からスタート。
コンテストディレクターのダミアン・ハードマンは絶好の波を逃すまいとマラソンデイを決断し、一気にSFまで進行。
素晴らしい波を舞台に数々のドラマが生まれ、ファイナルを戦う二人の選手が決定しました!

ファイナリストに選ばれた一人目は開幕戦の『Roxy Pro』を制し、第2戦の『Drug Aware Margaret River Pro』で2位のカレントリーダー、タイラー・ライト(AUS・写真最上部)

敗者復活戦のR2から4ヒートをこなしたタイラーは、持ち前のビッグターンを武器に着々と勝ち上がり、QFでは足の骨折をテーピングでカバーして参加中のステファニー・ギルモア(AUS・写真下)も敗り、SFではコートニー・コンローグ(USA)とのシーソーゲームを制してファイナルへ。

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SF終了後のインタビューでは、「本日、4回目の戦い。もう、クタクタよ(笑)。一日を通してコートニーは印象的なサーフィンをしていたし、激しい戦いは予想していたわ。幸運にも最高のスタートを切れたの。彼女の後半の追い上げも最後の波で失敗してくれたために逃げ切れた。凄いヒートだったわ。明日も楽しみよ」とコメント。

ファイナルが予定されている明日3月31日はタイラーの19歳の誕生日。兄のオーウェン、いつも試合を見守っている父が側にいるこのシチュエーションで勝利を手に入れることが出来れば、感動的なフィニッシュになることでしょう。

「3戦連続でファイナル進出。それも明日は私の誕生日だし、イースターよ。もし、優勝したら’ビッグデイ’になるわね。ベルズでのイベントは子供の頃から見てきたの。これ以上の名誉は無いわ。明日のことを想像するだけでエキサイトしちゃう!」と19歳前夜のおどけた表情を見せながらタイラーは話していました。

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第2戦の『Drug Aware Margaret River Pro』で久々の優勝を上げて今イベントでも絶好調のカリッサ(写真上)
SFではレイキー・ピーターソン(USA)とハイスコア連発のクロスゲームを演じ、両者共に終了間際に乗った波のスコアで勝負が決まるというシチュエーションに...。
ビーチに上がり、アナウンスを待つ二人。追う立場だったレイキーに必要なスコアは9.15でしたが、8.97と僅かに届かず、カリッサに軍配が上がり、二人はハグをしてウィメンズツアーの歴史に残るような激しい戦いを分かち合っていました。

「このウィメンズサーフィンの戦いに参加していることを誇りに思うわ。今日は全員に刺激されちゃった!この最高の波に彼女達がリップする姿。ウィメンズサーフィンにとって本当にエキサイティングな時間だったし、このイベントは素晴らしい波に恵まれているわ」とカリッサ。

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2戦続けてのタイラーとのファイナルについては、「ファイナルはタイラーとの再対戦ね。今シーズン、すでに1勝を収めた同士のクールな戦いよ。お互い2勝目を勝ち取るための激しい戦いになるでしょうね。彼女は素晴らしいサーフィンをするし、良いバトルを期待してて」と話していました。

ちなみにこの日は日没までグッドコンディションが続いたため、ウィメンズのSFが終わる頃には指をくわえて見ていたメンズの選手達がボード片手にスタンバイしていたのが印象的でした。

ウィメンズは4月3日からニュージーランドでの第4戦『TSB Bank NZ Surf Festival featuring the Dow AgroSciences Pro』が控えているため、ウェイティングピリオドはメンズより早く、現地時間3月31日にはファイナルが行なわれる可能性が高そうです。

コンディション次第ではメンズもR2から進行することが予想されるため、ライブ中継をお見逃し無いように!

ネクストコールは現地時間3月31日の朝7時30分(日本時間の同日5時30分)で、30分後にスタート予定。

『Rip Curl Pro』公式サイト
http://live.ripcurl.com/bells-beach-home-2013.html(PC用)

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photo: ASP Covered Images

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