2013年JPSAロングボード開幕戦終了!
2013-04-16 更新

バリ島・クラマスで開幕した2013年のJPSA。
ショートボードは大野修聖&橋本小百合の優勝でフィニッシュし、続いて行なわれたロングボードが現地時間4月16日に終了。
JPSAロングボード第1戦『ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ』のファイナリストに選ばれたのは、昨年のクタ・ハーフウェイでの戦いを制した尾頭信弘。2011年のクラマスを制した石塚晃。2011年のグランドチャンピオン、ユージン・ティール。昨年後半から調子を上げてきた櫻岡甲太の4名。
会場のクラマスは南西のグランドスウェルがダウン傾向ながら続き、ロングボードには絶好のコンディション。
30分ヒートのファイナル。序盤は櫻岡甲太がハードなアクションで攻めてスコアを重ねていきますが、ユージン・ティールがハングファイブから片手を高々と上げたソウルアーチ、美しい弧を描いたレイバックを決めて9.00をスコア!
強豪揃いのファイナルで主導権を握ります。
中盤、ユージン・ティールは再びハングファイブからソウルアーチの流れでロングボードならではの優雅さをアピール。インサイドまでキッチリとメイクして5.90のバックアップスコアを重ね、トータル14.90と2位以下を引き離します。
尾頭信弘はアクションで攻め、石塚晃は得意の長いノーズライディングをメイクしますが、技のバリエーションと波の選択で上回ることは出来ず、ユージン・ティールが文句無しの圧勝でバリ島での初優勝を決めました!


(ユージン・ティール)
女子は2年連続で今イベントを制し、昨年のグランドチャンピオンでもある植村未来と今年4月に大学生になったばかりの田岡なつみが序盤からクロスゲームを演じていましたが、ハングファイブからターン、再びハングファイブからインサイドまでメイクした田岡なつみが6.25をスコアしてトータル10.00をマーク。
鈴木由貴、大島みどりの2名はリズムを掴めず、ロースコア止まりでした。
後半、逆転に5.61が必要な植村未来はバックハンドでターンを重ねますが、バリエーションが少なく、田岡なつみがトップをキープしたままファイナルが終了。
2011年の茨城戦で16歳ながらプロトライアルから勝ち上がり、そのまま優勝という鮮烈なデビューを飾っていた田岡なつみ。
昨年のバリ島では植村未来に格上のライディングを見せつけられて2位に追いやられていましたが、今年は文武両道を貫きながらリベンジを果たしました。
まだ若いだけに可能性は無限大。ぜひ世界にも目を向けて欲しいと思います。


(田岡なつみ)
USTREAM配信でのライブ中継に細川哲夫の軽快なMCで行なわれた2013年のJPSA開幕戦。
特にショートボードでは大野修聖、橋本小百合が素晴らしいサーフィンを披露して楽しませてくれました。
現在、JPSAの公式サイトでは個人スポンサーを募集しているので、もっと日本のサーフィンコンテストを盛り上げるためにぜひ賛同を!
次のロングボード第2戦は5月10日〜12日(プロトライアル同時開催)に開催される『RealBvoice千倉プロ』です。
JPSAロングボード第1戦
『ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ』結果
1位 ユージン・ティール
2位 尾頭信弘
3位 石塚晃
4位 櫻岡甲太
女子
1位 田岡なつみ
2位 植村未来
3位 鈴木由貴
4位 大島みどり
JPSA公式サイト
http://www.jpsa.com/(PC用)
USTREAM JPSA
http://www.ustream.tv/user/JPSA(PC用)
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
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