「インドネシアトリップ2013年GW②」
2013-05-25 更新
今回はいつも利用しているチャイナエアライン(台湾)の予約一杯だったので、次に安くてサーフボードの追加料金もないマレーシア航空を予約した。
当日は成田からマレーシアのクアラルンプール間に遅延が生じたため、クアラルンプール→ジャカルタの乗り換え便に間に合わず、便を一本遅らせることになってしまった。
予定より3時間ほど遅れ、ジャカルタのホテルに到着したのは深夜近く。ジャカルタの空港に降りたのは、今回の旅行を含め10回以上あるが、街中に行ったことはない。
ジャカルタで合流するはずだった友人のAgusは、インフルエンザで今回の旅に参加出来ず、パチタンへは日本から一緒の保坂と二人旅になった。
翌朝の飛行機でジョグジャカルタに移動し、予約しておいたタクシーに乗って目的地のパチタンへ向かった。
ジョグジャカルタの郊外からは熱帯ジャングルに隣接した山道をひらすら走ること3時間。ようやく海が見え、パチタンの町に到着した。
宿に着いてチェックインの際にレンタルバイクを頼むが、英語があまり通じない。バイクを乗るジェスチャーをしながら「Saya mau motorbike(バイクを借りたい)」と言うと、なんとか通じたようだ。
しかし、チェックインして海に行く準備が出来てからもバイクが全く来る気配がない...。
それから30分おきにフロントで上記の呪文を連呼したが、結局従業員の一人がバイクを持ってきてくれたのはチェックインしてから3時間後の夕方近くだった。
日本だったら完全に怒りが頂点に達するのだが、この町ののんびりとした雰囲気と見るからに人が良さそうで笑顔の絶えないスタッフ陣につい心を許してしまった。
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そもそも、数か月も前から楽しみにしていた旅先で、イライラしたりして雰囲気をぶち壊すのは本末転倒なのだ。
バイクにはボードを積むキャリアが付いていなかったので、保坂と僕はボードケースに2枚の板を入れて、じゃんけんで負けた方が後ろに乗ってそれをタスキ掛けして持つことにした。
まずは近くのポイントをチェック。宿から10分ほどのビーチに到着すると、パドルで行けない遥か沖でオーバーヘッドサイズの波がブレイク。これは影になる場所だなと考え、海に向かって右端までバイクで移動すると、胸サイズの波がブレイクしているのを発見!
ポイントの前にはサーフボードが並んだ小屋があり、ローカル達がたむろしていた。彼らに挨拶を済ますと、時間を惜しむように急いでパドルアウトした。波はダンパー気味で決して良いとは言えなかったが、切れ目を狙ってテイクオフをすると走れる波が数本あったり、サンセットを見ながらのサーフィンで僕らはテンションを持ち直したのだった...。
パチタンの町はイスラム色が強く、陽が沈むとモスクから聞こえるコーランがあちこちから聞こえる。
娯楽は少なく、Barと呼べるものもほとんどなくて、冷えたビンタンもなかなか手に入らない。保坂と僕はあちこちの店を探してようやくビンタン(冷えていない)を見つけると、大量に買い込んで部屋の冷蔵庫で冷やしてから2人で乾杯した。
保坂との旅行は7年前に行ったニューカレドニアが最後。
その夜は色々な話で盛り上がった...。
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世界一便利な国、日本で暮らしている私達。
外国に旅すると日本での常識が全く通じないことがしばしばあります。
これを苦労として考えるか、楽しみとして考えるかで旅の内容が180度変わることも。
次回の「One Earth」は新しい出会いが待っています。
その出会いが今回のトリップを大きく動かすきっかけに...。
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