ブラジルでのプライムを制したのは?
2013-05-27 更新

リオデジャネイロ・「Barra Da Tijuca」で開催されたASPワールドツアー第3戦『Billabong Rio Pro』に続き、リオデジャネイロから100Km北上したレフトのポイントブレイク・サクアレマの「Itauna」で今シーズン2戦目となるプライムイベント、『Coca-Cola apresenta Quiksilver Saquarema Prime』が行なわれ、現地時間5月26日に終了。
ワールドツアー直後開催のプライムイベントということで、トップ34のメンバーも多数エントリーし、クオリファイを目指す選手達と熱いバトルが繰り広げられ、ファイナルはミッチ・コルボーン(AUS)とマーク・ラコマー(FRA)のグーフィーフッター対決。
8ポイント台を2本まとめたミッチ(写真最上部・下)が後半にパーフェクト10を出したマークを抑えて優勝。
公式3-5ftレンジの「Itauna」はバレルあり、ビッグターンありの素晴らしいコンディションに恵まれ、近年多くのツアー選手を生み出しているブラジルの波のクオリティの高さを示していました。

「難しいヒートになると十分承知だったけど、ベストウェーブだけを狙う自分の戦略にこだわったんだ。マークが最後に10ポイントを出した時は参ったね。’げっ!マジかよ!’って感じだったさ(笑)。ナーバスになったけど、彼はまだスコアが足りず、波も来なかったのさ。波も良かったし、最高の1週間だった。全てが思い通りに進んで優勝も出来て本当に嬉しいよ」とファイナル終了後のインタビューに答えていたミッチ。
オーストラリア・サンシャインコースト出身のミッチ。ビッグウェーブでのチャージも、アベレージウェーブでのアクションも同じようにこなす26歳。賞金の40,000USドルに加え、6,500ポイントを手に入れてワールドランキング14位に浮上。
目標とするクオリファイに大きな一歩を踏み出しました。

ジュニア時代から活躍が目立っていたマーク(写真上)も今回の2位でポイントを重ね、ワールドランキング21位に上昇。
クオリファイ圏内の34位に入り、ジェレミー・フローレスに続くフランス国籍の選手としてツアー入りに近づきました。
「優勝は逃したけど、ハッピーな結果さ。ファイナルは全てを出し切って疲労感もあった。それでも凄い良い波に乗って10ポイントを出せたんだ。素晴らしい1週間を過ごせたのも、ここにいる全ての人達のおかげ。とても感謝しているし、良い思い出と共にサクアレマを離れることが出来るよ」とマーク。
なお、ミッチは6月2日〜14日にフィジーで開催されるASPワールドツアー第4戦『Volcom Fiji Pro』のワールドカードを手に入れ、トップシードの選手(今のところケリー・スレーターとのカード)とR1を戦います。
今年9戦用意されているプライムの第3戦目は7月1日〜7日に南アフリカの「Ballito」で開催される『Mr Price Pro Ballito』です。
プライム
『Coca-Cola apresenta Quiksilver Saquarema Prime』結果
1位 ミッチ・コルボーン(AUS)
2位 マーク・ラコマー(FRA)
3位 ラオニ・モンテイロ(BRA)、ガブリエル・メディナ(BRA)
『Coca-Cola apresenta Quiksilver Saquarema Prime』公式サイト
http://www.quiksilver.com.br/primesaquarema13/(PC用)
photo: ASP Covered Images
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