「インドネシアトリップ2013年GW③」
2013-05-31 更新
翌朝は疲れもあったせいか、目を覚ますと太陽がすっかり上がっていてすでに暑かった。
用意をしてバイクに跨ると、ポイントの情報を聞きに昨日サーフしたポイント前のローカル小屋へ向かった。
そこに数人いたローカルの一人、マリオというジョグジャカルタ出身の若いサーファーが周囲のポイントについて色々と教えてくれた。名前からは「スーパーマリオ」を想像するが、ルックスは20歳前後で細マッチョ。しかも女の子が放っておかないくらいカッコいい顔をしている。
マリオは初めてあった僕らにもとても親切で、ポイントの行き方を紙に書いて丁寧に説明してくれた。
まずバイクで30分ほど走った所にあるスラオビーチ(写真最上部)に向かった。道はそれほど複雑ではなく、簡単にポイントに辿り着けた。サーファーが一人もいなかったが、そこには3か所ほどのリーフブレイクがあり、この日のサイズは頭位。しかし、ウネリの方向が合わずにクローズしてしまう波がほとんどだった...。
諦めて次に向かったのが、さらに30分ほど走ったターコイズブルーの海に真っ白なサンゴ砂で出来たビーチ。村の入り口にはサーファーの写真が入った看板にワトゥカランビーチと書かれていた。
ポイントには大きな岩があり、その右側に炸裂するレフト。さらに岩の左側で同じように炸裂するライトがある。
どちらもダブルオーバーの底掘れしたヤバそうな波。レフトの方に一人だけ果敢にアタックしていたサーファーがいたので、ビーチに体育座りしてしばらく見ていたが、小さ目の波にテイクオフのみだけ繰り返していた。
このワトゥカランビーチの向こう側にも、いくつも同じようなブレイクがあった。この時はサイドからの風が入ってカレントも発生していたけど、コンディションが整えばワールドクラスの波だ。
サイズがもう小さくて面のコンディションが良ければトライしてみたかった...。
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滞在二日目だというのに、良い波に乗っていないことに少々不安になってきた。
度胸のない僕らはしょんぼりとパチタンのローカル小屋に向かった。小屋にはマリオや若いローカル達がいて、僕らを河口のポイントへ案内するという。
なんだか少し期待が高まってきた。
ローカル小屋と反対側の端にバイクで到着すると、沖にブレイクが!よく見ると規則正しく白いスープがレフト方向にブレイクしていくのが確認出来た。乗り繋げれば下の写真のように夢のようなブレイク。
ようやくインドネシアらしい波にありついた僕たちは、用意を済ませるとラインナップに急いだ...。
波はピークで頭〜頭半位。たまのセットはダブル位あり、ラインナップにいても間に合わずに必ず食らう。
しかし、ボトムはリーフではなく砂。波は昼間見たリーフよりは厚くて乗りやすい。ローカルは多いが、波数が多いので、必ず自分の番が回ってくる。
テイクオフしてボトムで待っていると、ショルダーの張ったところで何度もトップターンが楽しめて上手く繋げれば延々長いブレイク!肩がパンパンになるまでテイクオフを繰り返している内にすっかり真っ赤なサンセットタイムとなっていた...。
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初めて訪れる場所。特にインドネシアの奥地では、ローカルとの出会いがそのサーフトリップを左右する重要な鍵となると言っても過言ではありません。
まずは良いローカルとインドネシアらしい波に出会ったハルさん。
旅はまだまだ続きます。
次回の展開もお楽しみに!
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