『Vans US Open of Surfing』着々と進行!ジュニアのSFを戦った新井洋人は?
2013-07-26 更新

現地時間7月25日、カリフォルニア・ハンティントンビーチで開催中の『Vans US Open of Surfing』は順調にスケジュールを消化しており、プライムは敗者無しのNLRound of 24(1位はRound of 16、2位と3位はRound of 24へ)が終了し、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、コロヘ・アンディーノ(USA)、エイドリアン・バッカン(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF)などが1位通過。
ケリー・スレーター(USA)を始め、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、C.J・ホブグッド(USA)、ビード・ダービッジ(AUS)、ナット・ヤング(USA)、ミッチ・クルーズ(AUS)、ミシェル・ボウレズ(PYF)などはRound of 24行きになりました。
このラウンドでイベント2番目の9.17をスコアしたジョーディ(写真下)は、ハンティントンピア付近から割れるライトの波と少し離れた位置から割れるウェッジになるレフトを上手に料理してベスト16へ。
「タフなヒートになると思っていたよ。対戦相手のラムジは良いリップをしていたし、C.Jはスタートから8ポイントを出して強かった。オレのターニングポイントは9ポイントを得てから。良い波さえ掴めればハイスコアを出すことが出来る。自分を取り戻すヒートになった。勝ててとても嬉しいよ」とジョーディ。
長年ツアーを一緒に回ってきた彼女とのプロポーズを成功させたばかりのジョーディ。
私生活も充実し、目標であるワールドタイトルにも集中出来る環境が整ったと言えるでしょう。

同時開催のウィメンズワールドツアー第6戦はR3が終了。
カレントリーダーのタイラー・ライト(AUS・写真最上部)を始め、コートニー・コンローグ(USA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ココ・ホー(HAW)、カリッサ・ムーア(HAW)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)などトップ選手がラウンドアップ!
特にタイラーは1本目に掴んだ波で8.50をスコアして波数が少なかったヒートをリード。ウィメンズジュニアとダブルエントリーのビアンカ・ベイタンタグ(ZAF)に逆転される場面もあったものの、後半に5.57のバックアップスコアを重ねてリードを奪い返すと、更にダメ押しの7.17をマークして最後には大差でカレントリーダーの貫禄を見せつけていました。
「もっと波に乗ってサーフィンし続けたかったわ。潮が上げ過ぎてスローヒートになるのは予想していたけど、本当に波数が少なかったわね。最初の波はラッキーだった。ヒート後半にパドルバックの時に掴んだ小さなライトの波もラッキーだったわ」とヒートを振り返っていたタイラー。
レベルアップの速度で言えばメンズよりも加速しているウィメンズでもまだ成功率が低いエアーリバース(写真下)をメイクしたタイラー。
今後もウィメンズの世界でも回転系のエアリアルがスタンダードになってくるのかもしれません。

この日最後に行なわれたプロジュニアのSFのH1には新井洋人(写真下)が登場。
QFまでは他の選手を圧倒するライディングを披露していたものの、コナー・コフィン(USA)、エゼキエル・ラウ(HAW)などのジュニアの枠を越えて活躍している選手の中で良い波を掴めず、4位敗退...。
SFのH2では五十嵐カノアがジェイク・ハルステッド(USA)などに抑えられ、3位敗退。ウィメンズプロジュニアのSFでは前田マヒナが3位敗退に終わっています。

ネクストコールは現地時間7月26日の朝7時30分(日本時間同日夜11時30分)で、プライムとウィメンズワールドツアーが進行する予定。
『Vans US Open of Surfing』公式サイト
http://www.usopenofsurfing.com(PC用)
photo: ASP Covered Images
⇒「コンテストリポート」一覧へ