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『Vans US Open of Surfing』プロジュニア終了!

2013-07-28 更新
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現地時間7月27日、カリフォルニア・ハンティントンビーチで開催中の『Vans US Open of Surfing』はプライムのRound of 16、ウィメンズワールドツアー第6戦のQF終了後、プロジュニアのファイナルが行なわれ、サンタバーバラ出身の20歳、コナー・コフィン(USA・写真上)が2年連続で優勝!

4人ヒートのファイナルでコスタリカ出身のカルロス・ムノスとデットヒートを演じたコナーでしたが、一本目にスコアした8.17が大きなアドバンテージとなり、後半には7.60のバックアップスコアまで重ね、トータル15.77。
コナーはイベントのハイエストスコア9.50、ハイエストヒートスコア16.83も持っており、まさに文句無しの勝利となりました。

「最初に乗った小さなレフトは良くないと思ったけどね。でも、インサイドまでショルダーが続き、8ポイントの良いスタートになったのさ。ファイナルは難しい戦いだった。あの8ポイントだけでは十分では無かったから、7ポイントを出した時はホッとしたね。もちろん、他の選手がビッグスコアを出す可能性はあった。特に2位のカルロスがクレイジーな技を出してこないかと最後の2分はドキドキしていたよ。ナーバスになったけど、優勝して家族が応援するビーチに戻れた気分は最高さ。昨年に続き今年も勝てて凄いハッピー!」と優勝後のインタビューに答えていたコナー。

昨年の優勝で手に入れたプライムでのワイルドカードはRound of 96で失ったものの、本来の舞台であるプロジュニアではキッチリと仕事をこなしたコナー。
来年はWQSに活躍の場所を広げてくることでしょう。

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ウィメンズプロジュニアはビアンカ・ベイタンタグ(ZAF・写真上)が序盤に8.83をスコアしてリードを握ると後半には8.43、更に9.27を重ねてトータル18.10をスコア。
ディフェンディングチャンピオンのニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)を抑え、見事に優勝!

「本当にハッピーよ。ニッキはとてもタフなコンペティターだし、この2年は彼女と争っているの。今朝行なわれたウィメンズのクォーターファイナルではノックアウトされたわ。ファイナルでは最初のセットを掴めたのがラッキーだった。あれで精神的にも楽になったの。私にとってこのイベントの勝利は大きな意味がある。これだけ大勢のギャラリーが集まった中、ウィメンズサーフィンにエキサイトしてくれた人も多かったと思うわ」と話していたビアンカ。

すでにウィメンズワールドツアーで活躍している彼女はプロジュニアの前にもヒートを戦っており、タイラー・ライト(AUS)と接戦の末に敗退。
ウィメンズで19歳という年齢はすでにワールドツアーの一本に絞っても良い頃ですが、コンペティションの経験を積む意味ではダブルエントリーも有効と言えそうです。

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プライムのRound of 16では、ディフェンディングチャンピオンのジュリアン・ウィルソン(AUS)がコロヘ・アンディーノ(USA・写真上)に僅差で敗退。コロヘはサウスカリフォルニア出身(サンクレメンテ)の選手として唯一、ファイナルデイに残ることになりました。

「ヒート中盤はかなりナーバスになったけけど、今はストークしているよ。ジュリアンはハードなコンペティターだから、出来るだけのことをしたかった。彼の前ではチャンスをしっかりモノにしないと負けてしまうのさ。せっかく良いレフトを掴んだのに、自分のサーフィンのせいで4ポイントしか出せなかった。次のラウンドに進めて本当にストークしているし、今後も勝ち取りたいね」とコロヘ。

同じカリフォルニアのサーファーとしてはサンタクルーズのナット・ヤングに押され気味のコロヘ。
この大舞台で優勝して巻き返しを狙いたいところでしょう。

その他、QF行きを決めたのはエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、ビード・ダービッジ(AUS)、ミシェル・ボウレズ(PYF)、ジョーディ・スミス(ZAF)、マット・バンティング(AUS)、ナット・ヤング(USA)、アレホ・ムニーツ(BRA)の計8名。

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ウィメンズワールドツアー第6戦はQFが終了し、ローカルヒーローのコートニー・コンローグ(USA)、カレントリーダーのタイラー・ライト(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW・写真上)、ポーリン・アドゥ(FRA)がSFへ。
タイトル争いをしているサリー・フィッツギボンズ(AUS)はここで姿を消すことに...。

QFで男勝りのパワフルなレールワークで9.50のハイエストスコアを叩き出し、ココ・ホー(HAW)に圧勝したカリッサは、「最初にライトの波を探し、次にレフトの波が入ってきたの。タフなヒートだったわ。波数が少ない中、9.50を手に入れることが出来たのは本当にハッピー。素晴らしいギャラリーの前でファイナルデイに残れたことにエキサイトしているわ」と話していました。

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ジョエル・チューダー主催の『Duct Tape Invitational』もミッチ・アブシャーをMC席に迎えてファイナルが行なわれ、アレックス・ノスト(写真上)などが素晴らしいライディングを披露。優勝は長いノーズステイで8.97を含むトータル17.90をマークしたジャスティン・クインテルでした。

ネクストコールは現地時間7月28日の朝7時30分(日本時間同日夜11時30分)
プライム、ウィメンズワールドツアー共にファイナルまで行なわれるので、お見逃しないように!

『Vans US Open of Surfing』公式サイト
http://www.usopenofsurfing.com(PC用)

photo: ASP Covered Images

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