『Hurley Pro』のワイルドカード デーン・レイノルズが骨折!?
2013-09-12 更新

9月15日からカリフォルニアのローワー・トラッセルズで開幕するASPワールドツアー第7戦『Hurley Pro』
ケリー・スレーター(USA)、ミック・ファニング(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)を中心としたタイトル争いの他にワイルドカードとして出場するデーン・レイノルズ(USA)の革新的なサーフィンが注目の的ですが、イベント開催の僅か4日前にインドネシアのメンタワイ・マカロニで「ヒールサイド・グラブエアー」の失敗によって左手の甲を骨折。手首を捻挫したと現地メディアによって伝えられています。
今のところデーンは手首にギブスを使用してコンテストには参加する予定。
足首や膝の怪我で無かったことが不幸中の幸いだったようです。

もし、デーンが出場しない場合、ビデオトライアルで2位になったルーク・デイヴィス(USA)が第一の権利を獲得。
続いてパトリック・グダスカス(USA)、ヤディン・ニコル(AUS)と続きます。
なお、今イベントのエクスプレッションセッションは通常と異なり、「Hurley」のライダーであるロブ・マチャド(USA・写真下)がオークションで権利を得た5名のサーファーとファイナル前にフリーサーフィンをします。
オークションの収益はサン・オノフレ・ファンデーションへ寄付されるそうです。
波が良い時は常に混雑しているローワー・トラッセルズを独占出来るだけでも凄いことですが、そこにロブが加わるとなれば、まさに「プライスレス」のスペシャルセッション。
5名の中には日本のプロサーファー・山田恭平の名も。彼のエアーがライブ中継を通して世界に発信されるのを楽しみにしておきましょう。

タイトル争いに話しを移すとすでに終了した6イベントの内、2回優勝をしているケリーと、まだ優勝は無いものの、全てのイベントで5位以上を重ねているミックの二人が他の選手よりも頭一つ抜けて有利な展開。
3位としてその二人を追っている昨年のワールドチャンピオン、パーコとことジョエル・パーキンソン(AUS)は、「昨年と同じ流れになればいけるかも。昨年はカリフォルニア、ヨーロッパとコンスタントに良い結果が続いた。今年もここから取り戻せればね。レイティングを見ると残りイベントの内、2回とは言わないものの、1回は優勝が必要。それが出来ればワールドタイトルの争いに戻れるチャンスがある。どちらにせよ、今シーズン、サーフィンの調子は最高と感じているよ」とタイトル争いについてコメント。
今シーズンはバリ島で優勝。開幕戦で2位の他は5位が一回。他は9位と13位が2回。
10戦中、上位8戦のポイントで決まるタイトル争いで、すでに2つの13位は切り捨てることになりそうなので、パーコとしては後が無い状態と言えるでしょう。
2010年にランキング2位でフィニッシュをした経験があるジョーディ・スミス(ZAF・写真最上部)は、ケリー、ミック、パーコの三つ巴の時代を崩せる可能性を持っている限られた選手の一人。
今シーズンはブラジルで優勝し、パーコを僅かに下回るポイントで4位につけています。
タイトル争いについてジョーディは、「オレにもタイトルの可能性は残されているけど、残りのイベントで優勝することが条件だというのは十分に理解している。今はカールスバットに住んでいて、波が良い時は毎日でもトラッセルズでサーフィンしているんだ。だから、戦いの準備は万全さ」と話していました。
昨年はケリーが優勝を決めて通算50勝目をマークした『Hurley Pro』
この時期のローワー・トラッセルズは高い確立でコンディションに恵まれるため、コンテスト期間は9月15日〜21日の僅か1週間。
ライブ中継は日本時間の夜中〜早朝にかけて行なわれます。
2013年ASPワールドツアー
『Billabong Pro Teahupoo』終了後のランキング
1位 ケリー・スレーター(USA) 38,950pt
2位 ミック・ファニング(AUS) 37,900pt
3位 ジョエル・パーキンソン(AUS) 30,700pt
4位 ジョーディ・スミス(ZAF) 29,200pt
5位 タジ・バロウ(AUS) 25,400pt
HURLEY PRO AT TRESTLES ROUND 1 MATCH-UPS:
Heat 1: Nat Young (AUS), Fredrick Patacchia (HAW), Kieren Perrow (AUS)
Heat 2: Taj Burrow (AUS), Bede Durbidge (AUS), Tiago Pires (PRT)
Heat 3: Jordy Smith (ZAF), Matt Wilkinson (AUS), Patrick Gudauskas (USA)
Heat 4: Joel Parkinson (AUS), Travis Logie (ZAF), TBA
Heat 5: Mick Fanning (AUS), Kolohe Andino (USA), TBA
Heat 6: Kelly Slater (USA), Brett Simpson (USA), TBA
Heat 7: Josh Kerr (AUS), Gabriel Medina (USA), Alejo Muniz (BRA)
Heat 8: Adriano de Souza (BRA), Filipe Toledo (BRA), Yadin Nicol (AUS))
Heat 9: C.J. Hobgood (USA), Sebastian Zietz (HAW), Raoni Monteiro (BRA)
Heat 10: Adrian Buchan (AUS), Jeremy Flores (FRA), Adam Melling (AUS)
Heat 11: Julian Wilson (AUS), John John Florence (HAW), Miguel Pupo (BRA)
Heat 12: Michel Bourez (PYF), Kai Otton (AUS), Damien Hobgood (USA)
(コンテスト前に多少変更の可能性があります)
『Hurley Pro』公式サイト
http://www.thehurleypro.com/(PC用)
photo: ASP Covered Images
⇒「コンテストリポート」一覧へ
Hurley Japan
tel 03-5412-1781
web http://www.hurley.jp/
facebook http://www.facebook.com/HurleyJapan
