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『Hurley Pro』3日目 サンクレメンテローカル大金星!

2013-09-18 更新
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現地時間9月17日、カリフォルニア、ローワー・トラッセルズで開催中のASPワールドツアー第7戦『Hurley Pro』はR3のファーストヒートから敗者無しの3人ヒート、R4(1位はQFへ。2位と3位はR5へ)の全てのヒートが終了。
MC席にはロブ・マチャド、カリッサ・ムーアなど「Hurley」のライダーがゲスト解説者として招かれ、夕方までに16ヒートがこなされるマラソンデイに。

前日同様に公式1-3ftレンジのクリーンかつパーフェクトなコンディションは変わらなかったものの、ヒートによっては波数が少なく、番狂わせも...。
R3のH6ではカレントリーダーのケリー・スレーター(USA)がパトリック・グダスカス(USA・写真最上部)を相手に苦戦し、後半にはトップを奪われてそのまま逃げ切られてしまいました。

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パトリックはサンクレメンテローカル。ビーチには兄弟、親友などが集まり、R2を勝ち上がった前日よりも更に大きな声援(写真上)が上がり、同じ北米出身のケリーでさえアウェイの存在になっていました。

「スマートなゲームプランに加え、自分の全てを出し切ることが求められた。この勝利にはストークしているよ。オレのリクオリファイの大きな助けになるからね。ビーチに親友が集まってくれたことも最高さ。観戦に来てくれたサンクレメンテのみんなにも感謝したい」とヒートを振り返ったパトリック。

2010年から3連勝。他にも2005年、2007年、2008年とこの場所で通算6度も優勝しているケリーを倒したパトリックは、R4でも快進撃を続け、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、カイ・オットン(AUS)とのクロスゲームを制して初のQFへ。
もう一人のサンクレメンテローカル、コロヘ・アンディーノ(USA)がR3で敗退したこともあり、パトリックへの注目度は更にアップしそうです。

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一方、負けたケリー(写真上)は、「パットが勝ったのは素直に嬉しいよ。彼は素晴らしいサーファーさ。今までヒートでは惜しい負けばかりだったけど、そろそろ彼が活躍する日がやってきたんじゃない。オレにとってこの結果は残念。今年、3度目の悪い結果だね。もう本当に後が無いよ」と沈んだ様子で話していました。

タイトル争いでは、3位のジョエル・パーキンソン(AUS)がR3でアダム・メリング(AUS)に負けたのがケリーにとって救いですが、僅差で追っている2位のミック・ファニング(AUS)、ポイント差はあるものの、まだチャンスがある4位のジョーディ・スミス(ZAF)がR3を勝ち上がり、ジョーディはR4もラウンドアップ。
ミック、ジョーディの結果次第ではランキングの入れ替わりもありそうです。

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ケリーとパトリックのカードも盛り上がりましたが、更にギャラリーのボルテージを上げていたのは、R3のH11、ジュリアン・ウィルソン(AUS・写真上)とフィリッペ・トレド(BRA・写真下)でしょう。

波数が多く、トリッキーなライディングを得意とする若い二人はフリーサーフィンを楽しむように次々とテイクオフ。
互いが刺激を受けながらパフォーマンスのレベルがアップしてくるような最高のショーとなり、会場全体をハイにさせていました。
最後はジュリアンがファーストターンからリスキーなバックハンドエアーリバースをパーフェクトにメイクして9.10をスコア。
フィリッペを逆転してR4へ。

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「ヒートの組み合わせを見た時、今日のコンディションでは一番のハードな戦いになると感じたよ。同時にベストを尽くそうと決心し、倒してやろうという気持ちが強くなった。フィリッペをこのコンディションでやらせたら最強さ。ライトはポイントが伸びず、レフトに狙いを変えたらリズムが合ってスコアも伸びたんだ。ヒートに勝てて嬉しいよ。フィリッペは本当に良いチャレンジをしていたよね。彼の前では決して諦めず、最後まで波を追い続けて逆転出来るスコアを得たのさ」と激しい戦いの後に落ち着いた表情でインタビューに答えていたジュリアン。

この勝負で何かが吹っ切れた感じがしたジュリアンはR4で高さのあるフロントサイド・エアーリバースで9.20。後半には大きなフロントサイド・フルローテーションエアーを決めて9.87。この9.87には5人のジャッジの内、2人が10ポイントをつけたほど。トータル19.07のハイエストヒートスコアでアダム、トラビス・ロギー(ZAF)の両者をコンビネーションに追い込んで圧勝。
コーチのシェーン・ベッシェン、美しい彼女も笑顔で拍手していました。

パトリック、ジョーディ、ジュリアンの他、ミシェル・ボウレズ(PYF)がR4を勝ち上がり、QFへ。

ネクストコールは現地時間9月18日の朝7時30分(日本時間9月18日夜11時30分)で、30分後にスタート予定。
R5からスタートし、ファイナルまで行なわれる予定。

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『Hurley Pro』公式サイト
http://www.thehurleypro.com/ (PC用)
photo: ASP Covered Images
photo: Hurley

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